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ベラ・コチェフスカの大予言/宮崎貞行

 こんにちは、黄蝶アミです。

2022.10.4宮崎貞行本

 気がつくとここ数年の間に、宮崎貞行さん、とい
う方の本を何冊か読んでいました。
   本屋さんの棚に並んでいる本の中で、
「気になる!」と思って手に取ると、
「あ、またこの人だ!」みたいな感じで増えていき、一方的に親しみを感じています。

 今までに読んだ宮崎さんの本の特徴は、主に明
治、大正時代生まれの、稀有で立派な人生を送った
方に注目し、その人がいかに生きたかを紹介してく
れるものです。
 
 取り上げる人物には共通点があります。
それは、天から不思議な力を授かりその力を使
って病気治しや悩み相談、預言を伝える
などを通
して人々に奉仕した人、です。

 その人達の生き様は筋が通っていて、祖国を心
から愛し、肝が座っていて、広い視野、無私の心
を持っています。
 少し時代を遡っただけなのに、今の日本人とは
違う印象を受けます。
  
 宮崎貞行さんののプロフィールを見ると、昭和20
年生まれ、東京大学卒業後、官庁と大学に奉職と、
立派なご経歴です。

 現在は、「日本文化の古層を発掘する旅と物書
きを続けている」ということで、なんて知的で素晴
らしい人生を歩まれている方なんでしょう、と憧れ
てしまいます。

 ちょうど終戦の年のお生まれですから、周りの大
人達は戦前生まれで、その時代の様子を聞かされて
いたと想像します。
 そして戦後と共に始まる人生の中で、経済が豊か
になるのとは反比例して日本人の精神の変化を肌で
感じてこられたと思います。

 宮崎さんの本の魅力は、科学では証明できない不
思議なことを、多角的な視点で淡々と紹介すると共
に、様々な見聞を元にした、鋭くも優しい考察と、
その上で一番大切なものは知識や論理以外の目に見
えないところにある
、ということを教えてくれると
ころです。

世界一の超能力者 
「ベラ・コチェフスカの大予言」

そんな宮崎貞行さんの最新のご著書です。

「世界一の超能力者  
        ベラ・コチェフスカの大予言」

        (ヒカルランド、1,700円+税)

2022.10.5ベラ・コフチェスカの大予言

ブルガリア国家公認の超能力者、ベラ・コフチェ
スカさん(1945~2011年)。

 1992年(平成4年)11月29日の晩に、フジテレ
ビの2時間番組に出演してくれることになった場面
から始まります。

 私達が子供の頃、こういった番組をよくやってい
ました。

 一番印象深いのは、スプーン曲げで有名なユリ・
ゲラーが出演した番組です。
 生放送で、 “今夜私達はスゴイことを目の当たり
にする!”という感じのドラマティックな演出で始
まったのを覚えています。

 MCの方が興奮を煽るような口調で、

「テレビの前にスプーンを持ってきてください。」

「家の中で壊れた時計や家電などがあったらテレビ
の前に持ってきてください。」

みたいなことを言った後に、ユリがテレビカメラに
向かってパワーを送ってくれました。

 すると、スタジオに並べてある電話に続々と
「スプーンが曲がった!」とか、
「壊れていた時計が直った!」という報告が全国の
視聴者から寄せられるのです。
(自分の中ではこんな記憶だけど、実際には全然
違ってたらごめんなさい。)

 私もテレビの前で、曲がらないスプーンを手に
持って、食い入るように画面を見ていたのを覚え
ています。(笑)
 
 そしてこの手の番組にはなぜか、超能力や心霊現
象に懐疑的な立場の大槻教授も出演していて、信じ
る派が浮かれているところに水を差してくる、とい
うお決まりのパターンがありました。

 ベラ・コフチェスカさんが出演された番組を、私
は見た記憶がないのですが、大槻教授も出ていたそ
うなので、あの頃に流行った構成の番組だったと想
像します。

ベラ・コフチェスカさんが
超能力を使えるようになった日


 1945年にブルガリアで生まれたベラさんは、
その翌年に父親を病気で亡くしました。
 戦後の食糧難で生活に苦しんでいた若い母は、
赤ちゃんのベラさんを夫の墓のそばに捨ててしま
ったそうです。

 その後、彼女は孤児院に連れていかれ、里親に
引き取られました。

 彼女はとても不安定な幼少期を過ごしたこと
になります。

 大きな使命を持ってこの世界にやってきた魂
は、人生のどこかで過酷な時期を過ごすことが
多いように思います。

 そして12歳のある日、道路で友達と遊んで
いた時に、トラックにはねられ、救急病院に搬
送されました。
 その後2カ月間ずっと昏睡状態だったそうで
す。

 昏睡から目覚めた時、人の身体が透けて見
え、どこに病巣があるかが一目で分かるように
なっていた
そうです。

 そして人や土地を見ると、その過去、未来が
見えるように
もなり、目の色は茶色から青色に
変わったそうです。

 ...本当に不思議です。

 こういう超能力を授かる人って、

臨死体験
をした後か、

 または瞑想中のクンダリーニ覚醒体験の後が
圧倒的に多いですよね。

 こういう力を授かることすら前もって決まっ
ているのか、そうじゃないのか、とても気にな
るところです。

富士山麓に栄えた小人の文明


 ベラさんは来日時、新幹線で東京から伊勢神
宮に向かっていました。
 その途中、富士山のあたりで、紀元前3千年
頃に栄えた、高い知性を持った小人たちの文明
があったという情報を受け取った
そうです。

 小人という記載はありませんが、かつて富士
山麓に高度の文明を持つ王朝があったという伝
承は、ホツマツタエ
宮下文書にも記録されて
いるそうで、ベラさんが読み取った内容と符合
します。

 もしも小人たちの高度な文明が富士山麓にあ
ったんだとしたら、と想像するだけで楽しいで
すよね。可愛いし。

精神界の王者として立ち上がれ


 日本は高次元の神霊がたくさんまします国
す。世界の人の精神を結び付けるかなめとなる
場所に位置しています。

 しかし、悲しいことに現代は日本人の心が滅
びゆく時代です。伝統的な精神性が消えようと
しています。

 やがてそのことが、地球の将来のみならず、
太陽系や銀河系などの全体に影響を及ぼして
しまうようになりかねない、とベラさんは警告
し、

「精神界の王者として立ち上がれ、日本人」
と奮起を促しています。

 いずれ、日本人も全体の3分の1になる時
代が来る、その日は突如として訪れる・・・と
いう怖い予言もしていて、これは、画家の岡本天明
が昭和19年に自動書記した“日月神示”の内容とも
酷似しているそうです。

 必要以上に恐れることはないけど、そんなこ
とあるわけない、とも言えない時代ですよね。

 ベラさんは過去生で、日本で巫女をやっていた
とご自身で言っています。
 さらに未来生でも「山形に生まれる」とはっ
きり予言していたそうです。
 そしてなんと現在、山形県酒田市の付近に、
自分の前世はベラという名前だったという少女が
いるとのこと。
 話が出来すぎですが、事実ならスゴイですね。

ベラさんから、私達へのメッセージ

 2011年にベラさんは他界されていますが、
生前に話していた私達へのメッセージをご紹介
します。

「周囲の状況はすぐに変えられなくとも、自分の
心と行動は変えることができるので、まず自分に
できる心の浄化から始めなさい。


相手を傷つける言葉は、マイナスのエネルギー
を持ち、稲妻のように本人をうつ
から決して用い
てはいけない、どんな局面でも積極的な良い言葉
を使うように
しなさい。」


「結局は、一人ひとりが心を浄化し、言葉を調え
行動を改めることです。大状況は変えられなくて
も、自分を変えることはできます。
それ以外に道はありません。


 本の中には、この他にもベラさんが伊勢神宮
にお参りした時のことや、卑弥呼について受け
取ったヴィジョンなど、不思議で興味深いエピ
ソードが盛りだくさんです。

 付録には、同じくブルガリアの超能力者 ババ・
ヴァンガさん(1911~1996)の予言、
セルビアで羊飼いをしていた ミタル・タラビッチ
さん(1829~1899)の予言も紹介されていますし、
 宮崎貞行氏の、日本の役割についての素晴らしい
考察もあるので、興味のある方は是非お読みになっ
てください。

最後までお読み頂きありがとうございました♡


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