笑顔に勝る化粧なし

自分で言うのも何だけど

笑顔には自信があった。


小学校の低学年の担任の先生にはいつも

「〇〇ちゃんの笑顔は100万ドル」と褒められた。

6年生の時に男子からもらった手紙には

笑いの福の神・・・なんて書いてあった。


社会人になって初めて勤めた会社で

社長にも、経理の人にも

笑顔を褒められた。


当時はあまり意識したことがなかったけれど

思えばよく褒められていた。


だけど今の自分の笑顔は少し曇り空だ。


京都のあるお寺のお堂で

障子を開けると飾ってある言葉がある。

「笑顔に勝る化粧なし」だ。


この言葉を見るとちょっと心が緩んで

口角が上がる。

お寺の住職さんも素敵な笑顔でお話しくださって

訪れるたびに元気をいただく。


先日訪れた時はじっと私の顔を覗き込むと

「ほうれい線の出初めの場所がいい」

人相のことなのかわからないけれど

そう言われて

私の顔はほころんだ。


大変だと思うけれど

なかなかあちらへ行かせてもらえないよ。

あなた眼力もあるし、大丈夫だ。

晩成型だねと。


元気がないように見えたのかもね。


そこに行くと心が晴れる。

そんな場所があることはありがたいことだ。

お寺という場所はそんな場所であってほしい。





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