見出し画像

神道=水の信仰

こんにちは。橘 吉次たちばなきちじです。

神道は「水の宗教」である。
これがきちじの主張です。

全ての生物は「水」がなくては生きられません。
水はいのちの根源であり、最も聖なるものであり、何より大切なものです。

人体の70%は水であるといわれています。
新生児は身体の90%が水、受精卵は99%が水だそうです。

年齢を重ねると体の水分量が減っていきます。
「枯れたように死ぬ」
これは、きちじが憧れる死に方です。


日本列島と水


ちょっとこれ見て欲しい!
かなり前だけど、twitterで発信された日本の河川地図です。

2021年6月

まるで人体の毛細血管のような、日本の河川。
日本国土の隅々にまで、水を運び大地を潤し生命を育みます。

原初、この日本列島にたどり着いた人類は、この水資源がもたらす生態系の豊かさに
「わぁーおー」と喜んだことでしょう。

なぜ、国土の隅々にまで水が流れるのか?
答えは簡単です。

それは山があるからです。

更に、言うまでもありませんが、上記地図で黒く塗りつぶされた部分は「海」です。

日本は海に浮かぶ「水の列島」なのです。

山を下った水が、河をつくり、海に流れでる。

この「水」「山」「海」を、太古の日本人は神と崇めました。


「水からの伝言」の不思議


水を使わない日はありません。

手を洗う、お風呂に入る、水を飲む、料理に使う、洗濯する…。

でも、考えてみると水って不思議です。

気体にもなり、個体にもなる。
どんな器にも収まり、どんな色にも染まる。

熱エネルギーを伝え、天と地を循環して命を育む反面、
洪水は全てを破壊し押し流し、津波は全てを海に飲み込んでしまいます。

この水の不思議さ、偉大さ、恐ろしさ、ありがたさを、
古来日本人は信仰してきました。

水を聖なるものとして崇める
神道の原型です。

そんなことを考えておりましたら、twitterで知り合った方から「水からの伝言」という写真集を紹介していただきました。

これは、水に美しい言葉や音楽を聞かせると美しい結晶をつくり、
逆に、悪い言葉などを聞かせると結晶ができないという、実験結果を写真集にしたものです。

「水は言葉や音楽の波動を記憶できる」と、著者江本勝氏は主張します。

結晶の写真は美しく、著者の主張も非常に興味深い!
「そっかー、水は波動を記憶するんだぁ」と納得してしまう説得力があります。

一方で江藤氏の主張や実験結果は、科学的には荒唐無稽な物語であるという批判もあるようです。

江本氏の主張が「目に見えない真実」なのか「エセ科学」なのか?

それは、まあ、横に置いて…。

美しい結晶になるか?ならないかはわかりませんが、
「水が何かを伝えながら循環している」
「水が悪しきものを運び去る」

という思想は恐ろしく古い歴史を持つものです。


みそぎ


神道では、水は穢れけがれを祓うとても大切なものです。

みなさんも神社参拝の前には、必ず手水舎で、手を洗い口を注ぎますよね。
神職も祭祀前には、かならずみそぎをしてケガレを祓います。

禊とは、水や海に浸かりケガレを落とす行為のことです。

その原型は「古事記」にあるとされています。

こうして、伊耶那伎大神は「私は何とも醜い、醜い汚れた国に行っていたものだ。 だから私は、身体のけがれを洗い清めよう」と仰せられ、
筑紫の日向の橘の小門のあわき原にご到着になって、をなさった。
ー中略ー
そこで伊耶那岐命は、「上の瀬は流れが激しい。下の瀬は流れが弱い」と仰せられ、
初めて中ほどの瀬に飛び込んで身をすすいだ時に出現した神の名は…。

國學院大學
「古典文化学」事業 古事記現代語訳

亡き妻イザナミを追いかけて黄泉の国に行った、イザナギは、黄泉の国ケガレを落とすために禊をします。

その禊によって次々と神が現れ、最後に左目を洗われたときに天照大神がお生まれになるのです。

古事記とは、口伝によって語られてきた物語をまとめたものです。
ですから、水によってケガレを落とすという行為は、古事記成立のはるか昔からあったのでしょう。

これは再生の物語です。
死のケガレを水で清めたら、新しい命(神)が生まれたという、水による生命循環の物語なのです。


大祓詞と「許し」


神道に古くから今につたわる祝詞に|大祓詞《おおはらひことば》というものがあります。

この祝詞の後半には、
ツミケガレが、河に流されて海に運ばれ、海の底から地底に送られて、
少しずつ消えていく様子が、非常に美しい大和言葉で表現されています。

「水に流す」

これは日本独特の「許し」の言葉です。

心にわだかまる怒りや恨み、納得できない想い、どーしても許せないアイツの言葉…あの行為…

これら、自分の魂を汚すような感情を、水に流して清浄を取り戻す。
これは「許しの行為」なのです。


いつも心に急流を


水は流れていれば清浄を保てます。

流れがとまり、溜まり始めると汚れてきます。

人の心も、人生も同じでしょう。

わだかまり、固執、執着、こだわり、過剰な所有、独占、自我…
全部、流れが止まった状態です。

急流を思い浮かべてください。
どんどん流れる急流の水は、清らかで美しい!

自分なんて、どんどん変わればいいのです。
いつも心に急流を!

これが、一番わかりやすい神道の教えであると吉次は考えております。


最後までお読みいただきありがとうございました。

では、さようなら。


最後までお読みいただきありがとうございました。

お友達募集中!

「魂に従って生きる・新しい生き方」発信中!


2021年11月1日より
「生まれ直し開雲塾」始めました!

日本古来の神道的生き方をもっと多くの人におススメしたい!
だって、圧倒的に豊かで伸びやかで生命力に溢れているから。
そんな思いから「生まれ直し開雲塾」を始めました。
メールマガジンと無料講座などのお知らせが届きます!

登録ありがとう!無料メール講座プレゼント中!

定年退職したら…
子供が独立したら、その後何しよう…?と悩んでいませんか?
本物のライフシフトとは何か?
人生後半に向けた心構えをお伝えするメール講座!
「これから何しよう?」と悩むあなた、必読の有益講座をお届けします!


Twitterフォローしてくれると、とっても嬉しい!



kindle出版




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?