木は如何にして腐るのでありましょうか。
お世話になっております。
オリジナルキッチンメーカーのKiCHiであります。
KiCHiに展示しているキッチンは現在4台で、そのうち2台は実際に使えます。
1台はセミオーダーキッチン「KiCHi KiTCHEN」で
もう1台は無垢材で製作したキッチンです。
これ。
今日はこの無垢材のキッチンについて。
このキッチンは栗の木を使って作りました。
木材を使っているという事で、やはり気になるのは
「腐るんじゃね?」って所だと思います。
結論から言いますと、もちろん木は腐ります。
しかし案ずるなかれ。
それを防ぐ方法はございます。
まずは、勿体ぶって木が腐るメカニズムから簡単にお話しさせて頂きます。
「木が腐る」という現象を正確に表現すると
木の内部に「木材腐朽菌」と言う菌が繁殖し
木材の成分を分解している状態という事になります。
つまり「菌が繁殖しない=木は腐らない」という事になります。
さて、その菌が繁殖するには必要な条件があります。
それは「水分」「温度」「酸素」「栄養分」の存在が揃う事です。
なので、これらの条件のどれかを除外すれば、菌の繁殖は抑えられるわけです。
例えば水中に沈んでいる木。
水分だらけですが、酸素がないから腐りません。
さてそれでは、実際の生活に照らし合わせて考えてみましょう。
栄養分とは木材そのものなので除外は出来ません。
酸素と温度を除外するのは現実的ではないですね。
つうわけで、水分を除外する=乾燥状態を保つ事が重要になります。
なーんだ単純。
そう、単純なんですよ。
濡れたら拭く。
それから換気する。
使う分にはそれほど気に病む事ではない事がお分かり頂けたかと思います。
さて、僕たちがそれを作る時、更に腐りにくくしておるんです。
それを次回、ご紹介していこうと思います。
ではでは。
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