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《たくさんの仮面を付けて生きてきた#1》

こんにちは、キチです。
突然ですが、皆さんはいくつの仮面を持っていますか?
「どういう意味?」と感じた方もいらっしゃるでしょう。
ちなみに、私はたくさんの「仮面」を持っています。
どのくらい「たくさん」かというと、家族を含め、私が今まで出逢ってきた、関わりを持った人の数だけ「仮面」を持っています。

今回は、私が「仮面」を持つようになった経緯をお話ししていきたいと思います。

1.「仮面」を持つようになったきっかけ
  ーともだちが欲しかった小学生時代
2.意を決して外の世界へ
  ー彷徨い続ける中学時代
3.本当の「自分」はどれなのか
  ー苦しみ続けた高校時代

1.「仮面」を持つようになったきっかけ

幼少期は友達にも先生にも恵まれ、平凡な日常を過ごしていた私でした。なので、特に印象的な記憶もありません(笑)

しかし、自分の人生が大きく変わった、自分の価値観が他人と合わないと直感的に感じた日は明確に覚えています。
それは、小学1年生のある夏の日の昼休みの出来事です。
何か友達とトラブルになったというわけではありませんが、昼休みに友達と遊んでいると、ふと感じたのです。

「私、なんか違うかも。」

これまで仲良く遊んでいたのに、突然、友達に抱いた違和感。当時まだ7歳だった私は、「教室」という小さな箱の中だけが私の生きる世界の全てだと思っていました。
友達が離れることをひどく恐れ、友達に上手く取り繕ろうとし始めたのは、ちょうどこの時期からでした。

「友達から嫌われないようにするには?」
当時の私はこのことで頭がいっぱいでした。当時、人気だったアイドルに関しては予習して顔、名前、最近のヒット曲を把握したり、会話の中で挙がったドラマは必ず視聴したり、、、こんな感じで次の日のおしゃべりについていけるように、常にネタを仕込んで学校に通っていました。

小学校1年生の夏、私は友達を失わないために「仮面」をつけ始めました。

そんな苦労を5年間続け、ラスト1年の年、6年生になりました。
私の中で大きな事件がありました。

それは、クラス全員が敵となったいじめです。

当時、12歳の私は、同級生に対する感じる違和感、1年生の頃から感じていた居心地の悪さから、「中学校は地元の中学校には進学せず、中学受験をするんだ」と進路を決めていました。
そんな、中学受験が目前に迫った小6の冬、私はとうとうひとりぼっちになりました。
いじめの原因については、私自身にも問題があり、今でも反省しています。
ですが、これまで必死に「仮面」をつけて築いてきた友達関係は一気に崩壊し、常に一緒にいた友達からも陰口を言われるようになりました。常にアンテナを張り巡らし、周囲の言動に敏感になっていた私は、自分がいじめの対象になっていることにすぐ気づきました。
登校時間をずらしたり、保健室登校をしたりしながら、先生と話し合いを重ねて、復帰することができました。

そこから私は、より分厚い「仮面」をつけて人を信じず、体裁よく過ごすようになりました。

2.意を決して外の世界へ

中学受験に成功し、片道1時間半かけて遠く離れた中学校へ進学しました。

初めは友達に恵まれ、穏やかな生活を送っていました。しかし、また事件は起こります。

それは、友達だと思っていた子からの、私の交友関係を全て引き裂き、ひとりぼっちにさせようとするいじめでした。

中学校1年生で初めて出来た友達によって起きたいじめに「また同じことが繰り返されるのか」と絶望したのを覚えています。

何とか解決しましたが、また更に「仮面」をつけるきっかけになりました。

それからの中学時代は、あまり本音を見せず、友達によってコロコロと「仮面」を替えながら、波風立てずに過ごすようになりました。


【続く】

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