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『アクタージュ』を読んだ。

『アクタージュ』という漫画を読んだ。気づいた人も多いかもしれない。そう、つい最近話題になったコミックである。


元々、集めてはいなかった。満喫で10巻くらいまでは読んだ記憶があった。しかし、ニュースを見た次の日に買いに行った。5店舗くらい回って何故か11巻だけ売り切れで、その日のうちに全館はそろえることはできなかったが、メルカリを利用して残りは穴埋めをした。(高かった,,,)

漫画自体は重版されることもなく、単行本12巻の続きから連載終了までの内容はコミック化されることもなく、静かに消えていくものとなった。おそらく電子版も無くなるのではないだろうか。

僕は、作者が捕まったからとか、ゴミみたいなことした人間が書いたものは読まないとかは考えず、ただ面白いものは読むし、アクタージュ自体はとても面白いと思っているので購入した。これからも手放すことはないだろう。

連載が終了したこと、続きが読めないことは、コミックを買うまで残念に思わなかったのが本音だ。多分、変わらず連載されていてもパラパラと読み飛ばしていただろうし、完結したら満喫で読めばいい、と思っていた。

ただ、面白い漫画がこの世から消えるのは勿体ない。

この漫画を読んで、役者に憧れる人が出てきたかもしれない。役者という夢をあきらめた人に、もう一度頑張ろうと思えるきっかけを与えていたかもしれない。登場人物のセリフが誰かの心に刺さったかもしれない。

そう考えると、今回の事件は非常に悲しいものだったと改めて感じる。

どこかで誰かが続きを書いていてはくれないだろうか。そんな淡い希望を抱きながら、何度も読み返そうと思う。





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