見出し画像

ぴぴぴぴ。アラームの音。目が覚める。手足を上に持ち上げる。ぬくもりを纏った布団がはがれる。手足を左に送る。布団が左側に落ちる。脚を90度に曲げながら、左側に体を転がす。ベッドの外に脚を放り出す。右手は左半身が触れているベッドを捉えている。左手は前向きに伸ばされ、全体がベッドに触れている。腕を曲げベッドにエルボーをするように肘をベッドに押し付ける。右手と左肘でベッドを押す。体が起きてきて肘がつかなくなったら、肘を抜いて、左手をベッドに付き押していく。右手にも力がかからなくなってきたら、右手も抜く。左手で体を押し切ると体が90度になっている。足は床を捉えている。前かがみになり、お尻からもも後ろへと体重が移動していくのを感じる、足まで体重が移動したら、両手を膝に当て、前かがみになりつつ両手両足を下に押し付ける。その反動で立てる。(一番、きれいに立てた気がする。介護みたいになってきた)アラームを掴まえ、スイッチをオフにする。アラームをベッドの上に置く。トイレに向かう。便座のひんやりとした感覚をお尻に感じる。ジュニアの先端に解放感と温かさを感じる。(朝一の小便が好きだ。いや、いつでもトイレが好きだ)至福のひと時を過ごす。さっとズボンを上げ、トイレを流す。水の流れる音。自分の部屋に戻る。(うーん、眠い。格別に眠い。一旦横になろうかな。これだけ眠かったら、しょうがない。いや、待て。逆に起きてやろう。よし、動く。)一階に向かう。階段を一歩ずつ下っていく。右手は手すりを、掴んだり離したりしてる。周り階段によって体と手すりの距離が変わるのでそれに合わせて、近い時は握っているようだ。左手は周り階段の中心にある壁を捉えている。壁を擦りながら、体と並行の位置にいる。一段ずつ降りていく。手すり終わりの位置にあるスイッチを押す。リビングが明るくなる。洗面台に向かう。右側の鏡扉を開く。歯磨きが何本か刺さっている。自分の色の歯磨きを選ぶ。隣の歯磨き粉も掴む。歯磨きを押しつぶし、少しばかり、歯磨き粉が顔を出す。ブラシ先端でなぜる。それを口に放り込む。咥える。うろうろしながら歯を磨く。(歯を磨くのが強いみたいだから、撫でるくらい、マッサージくらいのつもりでいきたい。)だいたい4分くらいかな。洗面台に向かう。口をゆすぎながら舌を磨く。歯ブラシをケースに戻す。そのまま、顔を洗う。と言っても、乾燥肌だから、目やにを取る程度に軽く洗う。左の壁にかかっているタオルで顔をふく。キッチンに向かう。赤いやかんに右手を掛ける。左手で蓋を取りつつ洗い場まで持ってきて、蛇口レバーの下で待ち構える。蛇口レバーを持ち上げる。水が出る。音を感じる。3秒くらいでレバーを下げる。やかんをコンロまで移動する。蓋を閉める。下のボタンを押して火をつける。お湯が沸く前に火を切り、コップに注ぐ。対面キッチンをぐるりと回り、テーブルに移動して、椅子に座る。壁掛け時計を確認する。5:03。白湯をすする。温度がちょうどいい。大きく口に含む。ごくん。喉を通って、お腹の奥まで順に体の内側を温かさが移動する。(ちょっと寒い朝の白湯が好きだ。体の内部だけ温泉に入っているような感じがする。あ、眠気がないな。そういえば。意外と眠くても動き出してしまえば行けるな。むしろ、ブログはいつもより集中できていた気がする。よし終わり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?