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引きこもりさえも輝きの時間となる

私のセッションは数秘、手相を基本にして、タロットなどで必要なことを追加して見ています。

いつも思うのは人それぞれに、生まれてきた役割があるということ。何らかの目的があって人生のストーリーを書いているように見える、ということです。すべてに意味があり、それを通して自分というものができていくようになっていて、そこに役割もあるんですね。

私は実は、離れ型という手相をしています。離れ型の人がよく私のところに来るのも偶然ではないのでしょう。

離れ型の人は大胆であまり他人に左右されないわが道をいく人と言われます。でも、一方で数秘見ると、自分で決められない依存体質の数字が大きな影響力の出るところにあります。

若かった時は自分という人間がわかりませんでした。自分で決めて自分の道を進みたいけれど、それ以上に他人の目が気になって仕方ありませんでした。皆に評価されたい、しかし人に嫌われたくない。そして自分を理解してくれる人をとにかく求めていました。ちょっと仲良くなるとその人の自分の評価がすごく気になり、その人の期待に応えることばかり考えてしまう。その依存の数字がこういう風に出てきてました。

大学卒業、就職、結婚し、子供にも恵まれました。本当は思いっきり自分のやりたいように仕事をしたかったけれど、小さい子供たちを放って仕事をしたら人になんて言われるかわからない、それに子供を犠牲にしている自分が後ろめたくなるので、ほどほどのパートをしながら子育てしてました。しかし子供はかわいいものの、子育てでは自分の心はいつも満たされていませんでした。そして子供たちも手のかかることばかりで、世間から見ても自分で考えても思い通りの人生とは言えませんでした。

しかし、数秘でいうと第4ピークという40代後半の人生の最後の仕上げの時期に入るころになると、今までの経験がとても役に立ち始めてきました。子供たちがいろいろな事件を起こしてくれたおかげで、少々の事件では動じなくなり、むしろ人に相談されることが増えましたし、性格的に難のある人を見ても、ではその人はどんな欠点と長所があるのかと興味ばかりが沸くようになりました。いつの間にか、離れ型的な強引な部分もありつつ、人の気持ちを汲み取ることが少しづつできるようになっている自分に気づきました。手相としてみたら、今までになかった線がいつの間にか増えていたのでした。

そうこうしている間に人生の流れに乗って、なぜか今はこうして、占術を使った鑑定をしながらいろいろな方の相談を受ける立場になっています。


よくある言い方ですが、人生に無駄はないというのは本当です。すべてが意味があり、必ず自分の糧になっています。自分の人生を詳しく紐解いてみて、なお一層深く自分や他人を理解できるようになってきました。

占術を通して大まかな自分の目的、計画、流れ、自己を理解すると、ますます自分の経験に無駄がなくなります。でも、たまに、その人生の計画の中に、何もしない、ということが計画になっていることもあるようです。それがいわゆる引きこもりのように見える時期だったりするわけです。しかしそれも長い目で人生を見ると、必要なことだったりするのですよね。そうやって引きこもった時間さえも、人生の時間をすべて拾い上げてよく見て意味を見出すことで、自分の輝きの一部とすることができるのです。人生は本当に面白いものです。

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