化け傘の夢
雨傘のような人がいる夢を見ていた。
実家のある街の一画で、人通りが絶えた深夜。
職場からの帰宅が遅くなり、足早に歩いていると暗い路上に妙なものがある。
黒い雨傘を上を向けて逆さにしたような形だが、その先端からは小さな人間の頭が生えており、高さは私の膝丈しかない。
そして、私を目指して近寄ってくる。あ、これは生きている人間ではないな、と気付き、背筋が寒くなるような恐怖に囚われた。
そこで逆方向に逃げたら、そちらにも似たようなものがいる。
そこから視点が切り替わって、ドローンのように低い上空から街路を俯瞰している目線になった。
すると、誰もいない街路のあちこちに、先ほどの雨傘お化けがいる。
どうやら一定距離ごとに現れるらしい、と思ったあたりで目が覚めた。
こんな夢を見た理由については、まったく心当たりは無い;;
(2024.5.26)
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