刺繍と剪定
私は刺繍をやらないけど、何時間も邪魔されることがなくずっとそれに掛かりきりでいられる作業、しかも自分のアイデアを形にできる作業ができたらいいな、と思うときがある。
森薫さんの「乙嫁語り」ではそういう刺繍の楽しさを垣間見せてもらえた。
今だったらプログラミングなどが該当するのかもしれない。
でも実際には、それは私には合わないはずだ。モニターで文字や数を見続けるよりも、野外に出て手を動かし、作業の結果が物として見えたほうがいい。
そう考えると、今やっているりんご樹のせん定作業は自分には向いているのだろう。
枝や花芽を見ながら、鋸や鋏を使って切り落とし、望む形に仕上げるのに何時間も没頭していられるのだから。
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