差別反対を唱えながら、平気で差別をしている欧米人について

この記事のタイトルを読んで貴方はどう感じたでしょうか。共感できると思ってしまった貴方は危険です。

「欧米人はやれポリコレだなんだと差別に激しく反対しておきながら彼らの国では平気で差別が横行しているではないか」という言説をネットでよく見ますね。

確かに欧米人は人権やポリティカルコネクトネスといった面で進んでいる印象があると同時に有色人種を差別しているイメージもあります。

しかし非常に基本的なことを皆さん忘れていないでしょうか。「欧米人」という名の個人はいません。欧米人とはあくまでヨーロッパとアメリカに住んでいる無数の人々の総称です。

無数の人がいるのだから、差別反対と熱心に唱える人もいれば、平気で差別する人もいるのです。ただそれだけのことではないでしょうか。

無数の人々をさも一つの人格のように扱って「欧米人は差別反対と唱える割に自分達が一番差別しているじゃないか!」というのはアホ丸出しですし、無数の人々を欧米人とひとくくりにして批判するのは、それこそ人種差別ではないでしょうか。

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