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春眠と暁

春って、すごい怖い。

春はいい季節で、過ごしやすくて好き。
服だって選びやすいし、暑すぎたり寒すぎたりで体調を悪くしないし。

だけど、怖い。
過眠症のわたしにとっては、何が悪くて眠いのか分からなくなる季節だから。

体調が悪いのか、睡眠が足りてないのか、生理前なのか、ただ春の陽気にあてられて眠いのか。

わたしはこの眠気に「特発性過眠症」という大義名分がついたけれど、だからどうなったかといえば、自分の気持ちが少し軽くなっただけで、他には何もない。

まどろみのなかで仕事をして、覚醒してきたらその事実に嫌悪する。
仕事してただけ偉いのか?なんて思ったりして、その答えを誰がくれるわけじゃないけど。

今の自分の丈に見合っているのか、いつも考える。
ギリギリ回っているようで、わたしは、落とした何かに気付かないまま回っているのかも。

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