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「アイドルをやる理由」について考えた

二次元のアイドルって、たまにとんでもないことを理由にしているな、と思った。寝ても覚めてもアイドルオタクのわたしが、である。

急にこんなことを思ったのは、【アイドルがアイドルをやりたい理由として、「モテたいから」という回答があること】に違和感を感じたからだ。
これって、冷静に考えるとちょっとヤバくないか?

いや、理由として成立するれっきとした回答だよ。そのアイドルにメロメロで、「そうなんだ〜♡かわいい♡」ってなってるなら全然良い。
むしろアイドルとは夢を上手く魅せることができる者にしかできないと思っているから、わたしの中では大正解である。

でもふと考える。
これ、アイドルじゃなかったら、すっげー痛い回答なんだよな。

わたしの中の相反する何かが、言語化したいという欲望に負けたので、真剣に考えながら以降の文章を書こうと思う。
嫌な予感がした方は自衛してください。すまん。


二次元アイドルは、という書き出しで始めたけれど、リアルでもモテたいというアイドルはそりゃあ、わんさかいる。

実際問題、モテたところで、誰か1人を選ぶわけではない。
モテるところがゴール。
承認欲求を満たすことがゴール。

モテるってどういうことだろう?
誰か1人を選ぶために、たくさんの人に見てもらう。そういうわけではないし、活動の中で知り合った人と最終的には結ばれる。じゃあ、わたしたちは彼ら彼女らをモテさせたところで、結果的に何になるのかっていうと。

  • オタ活で友人が増える

  • 遠征でフッ軽になる

  • 見られる姿になろうとする(オシャレ、お化粧など)

……そう考えると、換算はあるのか。(換算とか言うな)

そうやって自分が成長できるというところは良いかも。
で、成長して頑張った、不特定多数の相手を、平等に愛して気を配る必要がある。
わたしには到底できない芸当だし、多分あと5回生まれ変わって、その毎度が人間だったとしても無理だと思う。生まれ変わった時に遺伝子とか前世が引き継がれるとかは全く思っていないけど、別ルートを歩んだわたしを想像しても、そのくらい、アイドルってすごい職業なのかも。

その覚悟ができて、それを成り立たせた存在こそが、アイドルなのかも。
そんなふうに思った。

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