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陳氏太極拳図説(8)八卦生六十四卦論

八卦生六十四卦論

これは八卦の上に八卦を加えて六十四卦になったものであり、いずれも自ずからそのようになるのである。試みに見てみるに、乾一兌二離三震四巽五坎六艮七坤八は八卦の与数である。どうして人為的に無理やり合わせようか。一は乾である。そのため本卦の一位の上に現れるのである。二は兌である。そのため本卦の二位の上に現れるのである。三が離であり、四が震であり、五が巽であり、六が坎であり、七が艮であり、八が坤であるのは、そのようでないものはない。ましてや乾の一宮は八卦の次序である。そのため一二三四五六七八に従って整然と並び乱れず、各宮がいずれもそのようである。六十四卦が聖人によるものであり、一つたりとも増やすことも減らすこともできないことが分かる。

参考 朱熹『周易本義』「伏羲六十四卦次序図」

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