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清光園@湯河原

湯河原は有名な観光地、箱根と熱海の間にある温泉地です。東京から東海道線で2時間程のところにあります。

こじんまりとした小さな町で、温泉宿と住居が混在した静かなところでした。

今日はその中にある一つの宿、清光園をご紹介します。


清光園は、
江戸時代末期から明治時代に活躍した井上馨の別邸が今令和の時代に宿として使われています。

メイン通りから一本路地に入った川沿いに建てられていて、周りを木々に囲まれている静かな場所にありました。

建物は一部建て替えられていましたが、和洋折衷の昔の造りがそのまま残されています。



一日、二組限定でしたが、泊まった日は私と友人のみで貸し切り状態でした。

到着するとご主人が建物、掛け軸や小物がいつの時代に誰が作られたものなのか詳しく、わかりやすく説明してくださいました。

私は歴史や建物に詳しくないので、細かい刺繍の障子(ぜひ行ったら見ていただきたい!)に感動したり、や和洋折衷の雰囲気がとても好みでした。

建築関係の仕事に務めている友達は建物の造りや昔使っていた小物などに大興奮していました。

夕食はお腹がはち切れそうになるくらいの量の和食(サービスと出してくださったお刺身が美味しかった〜)、朝食は様々なパンが味わえる洋食とこれまた和洋折衷な食事でした。

ご主人によく食べたね〜と言われる程の量でした。笑
でも、美味しくて箸が進みます。


また、お風呂が沸いたり、食事の準備ができるとご主人が呼びに来てくださいました。これが、家にいるかのような錯覚になります。

建物の雰囲気や空気感のおかげでまるで、おばあちゃんの家に泊まったかのようにゆっくりとした時間を過ごすことができました。

旧別邸で過ごした一日はホテルや民宿に泊まるのとは違った、新しい歴史を感じられる日との出会いでした。

ぜひ、この状況が落ち着いたら、箱根や熱海の温泉地とはまた違った雰囲気の宿が味わえる清光園に足を運んでみてください。