よるさんぽ

緊急事態宣言が出されてからもうすぐ2週間が経過しようとしている。食材や生活用品の買うため、久々に近くのショッピングモールに行くと、そこには新型コロナ以前と全く同じ光景があった。休日だからであろうか。家族連れを中心に様々な年代の人々で溢れていて、なかなか前に進めなかったり、立ち止まると後ろから歩いてくる人の圧を感じたり、人混み嫌いを体に思い出させるには充分な環境が整っていた。みんな出かける場所がこういったところしかなくて相当ストレスが溜まっているのだろうなと思いつつ、しばらく行くのは止めようと思った。

そんな最近は気分転換や運動を兼ねて、夜中に散歩をしている。お酒を片手に目的地も設定せず適当に歩いて、疲れたら帰ってくるというもの。次の日が休みのときしかできないので、週に2日しかできないがこれが案外楽しい。まだこの街に引っ越してきて1ヶ月弱なので、ほとんど道が分からず毎回さまざまな発見がある。たまに暗闇から人が現れるのでびっくりするが、きっとお互い様。誰にも邪魔されず、考えごとに集中できるこの瞬間は自分の中でとても大切な時間になりつつある。

今週も大変だった。社会人3週目が終わった。毎朝決まった時間に起きて行う仕事は5日もすれば結構疲れる。「仕事に行く」という行為が無い分、例年よりは楽なのだろうが、それでもストレスはたまる。ただ、意外な発見だったのは遠隔での会議がそれほど大変ではないということ。なかなか難しいと聞いていたし、自分も絶対にうまくいかないと思っていたが、案外スムーズに話し合いが進んだ。初めこそぎこちない感じがあったものの、お互いを知れば知るほど、そのようなことはなくなっていった。人にはそれぞれ会話のタイミングや独特の間の取り方がある。だから普段からのコミュニケーションでそのあたりの波長が合わない場合、オンラインでの会議ではそれが顕著になるのだと思う。テレワーク時代は、より丁寧なコミュニケーションが重要になってくるな、と考えた今日の散歩でした。

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