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武漢日記

コロナウイルスが世界で初めて猛威を振るった都市、武漢。
最初はヒトーヒト感染はないと発表があったのに、その発表があった時にはもう、感染があることがわかっていた。そのことへの憤りを訴えたり、医療者やボランティアの方、武漢の方達がどのように過ごしていたのか鮮明に書かれていた、本でした。

感情溢れる作者の日記

一気に読み進めることが出来ないくらい、読み進めると作者の感情が押し寄せてきて、休みながら読まないと苦しくなってしまうくらい、当時の武漢の方々が苦労や、憤りなど、今の日本にも通じるようなこともたくさんありました。何度か泣いてしまうこともあったくらい、心打たれる内容でした。

現在中国で禁書

現在だけじゃないかもしれないくらい、何度もブログをブロックされていた作者。政府批判や文化大革命についても書かれていたからだよ、とうちの彼が教えてくれました。今の日本ももう少ししたらこのようになるんじゃないかな、と思ってます。
現在はブログも中国でのツイッターのようなSNSのアカウントも凍結されているようです。香港で講演会等行ってるそうです。
是非、私は今、急にゼロコロナ政策をやめた中国政府の方針についてどう思っているのか知りたいです。

責任追及

この日記の中で、何度か、誰が、情報を止めたのか調査し責任追及するべきだ、ということが何度か書かれています。実際にこの時期、何人かの人が、責任によって、辞めていたり、トップが変わったりしている様子を見て、中国は、日本よりもしっかりしてるのかもしれないと、感じました。
日本はどうでしょう。何をしても、変に東大話法を使った謝ってるようで謝ってない発言をして、終わり。
辞めることもなく、税金を受け取っている人たちが多いこと。
日本でも、きちんと、責任追及をして、辞任させるべきだし、それが法律違反なのだとしたら裁かれるべきだと、思います。

第2類からの変更

日本では今、コロナウイルスを第二類から変更しようとする動きが出てきています。
私は今、看護師として働いています。
コロナウイルスに罹患した患者も看ています。
レッドゾーンに入るんです。
結核の人とかを対応するようにN95マスクをつけるんです。
コロナウイルスの治療薬の点滴は一本5万円するんです。
それを今は第2類だから、国が負担してるんです。
飲み薬にしろ、点滴にしろ、使用するときは同意書にサインをしないといけないんです。
インフルエンザと同じようなもの、ではないんです。
インフルエンザの薬を処方される時、同意書にサインをしますか?しないんです。
人が、すごい数死んでるウイルスで、まだ感染者数も死者数も減らないような政策しか打ち出していない、それに対する保証も減らされる。
おかしいと思うんです。
保険も自宅待機なら出ない。それでも自宅待機中に亡くなっていってる人もたくさんいる。
そんな中テレビではマスクはいらないって言う人が多い。
医療は、正常に働いてません。
家族は患者に会えません。
介護施設でクラスターも出ています。
学校の寮で30人近くの生徒がコロナウイルスに罹患しても、国はクラスターと認定しませんでした。

コロナウイルスが武漢で出た時、政府上アメリカと中国は、お互いに険悪になっていました。
しかし、アメリカと中国の医者はお互いに手を取り合い、情報を共有し、一刻も早く終息させようと日々取り組んでいたそうです。
国民のために働いてくれている政府ってどこの国なんでしょうね。
諸悪の根源は、各国の政府の人たちが自分のプライド、権力を守りたいと思う気持ちが多すぎるんではないでしょうか。

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