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無名の若手社員一人がいなくても、会社はまわるのだ。|ワールドメンタルヘルスデー🌿❤️‍🩹

おはようございます。こんにちは、こんばんは。Kianaです。

今日はワールドメンタルヘルスデーということで(さっき知った)
これ今日わたしの日じゃん!と思ったので投稿。絶賛うつ病患者なのです。

うつ病だけど、わたしは結構元気かもしれないと思って毎日すごしています。

1日部屋で過ごすこともあるけど三食自炊する元気はあるし、友達とも会って心の病気だとカミングアウトするし、旅行にもいきます。彼氏が帰国している時は、楽しく過ごして病気だってことを忘れていたりします。

そんなわたしが、どうして休んだのか。

自分は健康だと思わないと今すぐ倒れてしまいそうだから、気づかないふりをするんです

診断された日。
インフルエンサーの知人が適応障害になり、インスタに投稿されていた彼の症状が自分と重なる部分があったので、
何らかの心の病気はあるだろうなと思って精神科にいきました。
でもまさかのうつ病、しかも重度。結構ショックでした。

毎朝1時間泣いたり、ため息は異常なほど多かったし、1日二食あるいは一食でもやっていけるくらいだったし、トイレで泣く習慣がついていたし、
自分が目を背けていただけで、明らかに精神的に不健康ですね。

家族やたくさんの友人から心配されながら走り続けた四半期。
職場の人は(わたしがしばしば目を真っ赤にしていたので、気づいていたと思うが)誰も心配すらしてくれなかったけれども。わたしが気丈に振る舞っていたのがいけないのかもしれない。

どうしてそんな状態で走り続けていたの?と思いますよね。

だって、「自分は健康だ、大丈夫だ」と思わないと、今すぐ倒れそうだからです。
今倒れたら、20代前半で働くことを休んだら、
ただでさえ大きい将来の心配がもっと大きくなるのがわかっているからです。

休職したら、傷病手当はいただけるけど金額は働いていた頃の給料には届かないし、
でも医療費はかかるし、お医者さんやカウンセラーさんからは「自分のやりたいことをやって、自分を甘やかしてね」と言われる。
「支出は増えて収入は減るのにどうやって甘やかすの?難しいよ」と思います。
(お医者さんやカウンセラーさんのプロとしてのアドバイスは至極当然です。わたしの個人的な感想です。)

同期はわたしが休んでいる間に昇進していく。
休職するまで自分の時間を削って必死に面倒を見てきた後輩に追い抜かれるかもしれない。
会社はわたしが必要な人間じゃなかったと気づくかもしれない。
そんなの悔しい。わたしだけ置いてけぼりなんて。わたしが誰に何をしたっていうの?

こわい。

だから、気づかないふりをするんです。見なかったことにしちゃうんです。

でも、そうやって見過ごしていても、自分の体は正直だし、心は体に何かを訴えます。
少なくともわたしはそうでした。

わたしを名前のない一人の若手社員にしないで

ハワイで撮った木(場所覚えてないけどすごく癒された)


たとえ心の病気だとわかっても、休まなくてもいいと思います。
働きながら、本業を続けながら治療できる人たちもたくさんいます。尊敬します。

でも、わたしは休みたかったんです。
仕事と涙に支配された生活から逃げてしまいたかった。
自分が自分の人生から逃げてしまう前に。

わたしは自分の時間が欲しかったんです。
大学生の時のように、大好きな人たちに囲まれて、好きなことをして過ごす時間が。

ワクワクしたかったんです。
今思うと、休職直前のわたしの提案した企画なんて、誰もワクワクしない。だってわたしが楽しくなかった。追い詰められて作っただけの間に合わせ。

たしかに自分で選んだ会社だけど、自分の存在価値を疑うまで無理することはなかった。
わたしは名前のない一人の若手ひよっこ社員じゃない。
わたしには名前があって、最初から会社の所有物じゃなくて、わたしは一人の人間。考えも意思もある人間。

休職や離職の経験がある母に言われたことが、わたしに休む勇気を与えてくれました。
「休んでみたらわかるよ。あなたがいなくても仕事がまわるようにできているのが会社だし、それが会社員。切ないけどね。でも、そうしてあなたに時間を与えられるように調整するのが、あなたの上司の仕事。だから休みたければ休んでみたらいいんだよ。」

ありがとう、お母さん。

休んでもうすぐ2ヶ月

母の言う通り、休んでみてわかった。
それでも会社はまわるのだ。(ガリレオ・ガリレイ…?)


そして、お金も意外と節約できてしまっている。
働いていた時にはとにかくコンビニやらカフェやらを外出先で利用することが多く、食事もほぼ全部コンビニでした。
ストレスで「やってられない!」と外食したり、電車で寝過ごしてタクシー代を払うこともない。
人と会う時以外は自炊になって、贅沢はできないけれど、思ったより貧乏にはならなかったです。ありがたや。

まだ全然治ってくれない不安は2つ。

一つは、眠れないこと。
ベッドに入っても落ち着かなくて結局眠れず。
これだけは難しい、そしていかにもわたしが心の病気だということを痛感させられます。ここらへんが重度なのかな。

もう一つは、将来への不安。
これは自分で拭っていくしかないのもわかっています。
でも、体が言うことを聞いてくれなくて、したいようにできない。
同じようにSHElikesで勉強している方々のSNSを見ていると、みなさんどんどんスキルを磨いていて、焦ってしまうことも。
これはもう、めいっぱい時間をかけて自分が納得のいくまで勉強して、復職するのかどうかも含め、じっくり考えるしかないですよね。

まとまりがなくなってきたのでここらで終わり。

気づけないから、気づいてほしいというのは甘えでしょうか?

社会人になって、友人たちのSNSを見ていると、「この人メンタルヘルス大丈夫かな?」と思う人が何人もいます。自分が病気だから、わかるのかも。

違うかもしれないから、言えないけど。

わたしの病気のことを知っている親しい友人には、
「わたしのような人が周りにいたら、わたしにどういう症状があって、病院でどういう診断されて、どうやって休職期間を過ごしていて、将来をどうしようと思っているか話していいからね。」
と伝えています。

気づくことができて、伝えられる関係性の人がいてくれるって素晴らしい。
できれば同じ組織内に。わたしにはいなかったので。

休職を決めた日に、唯一心から信頼している先輩から
「気づけなくて本当にごめんね。君が強くて優秀だから、甘えていた。俺たちみんなの責任だから、全部丸投げして休んでね。」
と言われて、すごく楽になりました。

誰にも届かなかったから。
見えているのに、なかったことにされたから。「あなたが我慢しなさい」と同じような立場の人に言われていたから。だからしがみついた。

見えていた。届いた。よかった。と思いました。

だからもし、近くにわたしみたいな人がいたら、
あるいは、もしあなたがわたしみたいだったら、「どうしたい?」と曖昧に聞いてみてください。

個人的には、「病気かもよ。休みたい?」ではなく、「どうしたい?」と聞かれたら、本音が出てくるんじゃないかなあと思います。
そうやって聞いてくれたお医者さんに感謝しています。

傷ついて泣いている自分を、自分の感情を、記憶から削除して乗り切ってしまう日々から自由になれますように。

わたしは、まだしばらく休む予定です。
また少しずつ綴っていきたいと思います。お付き合いいただけたら嬉しいです。

それでは👋

もっと電車乗って人間つれづれ書きます🚃