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【とよおかこども音楽クラブ】7月の滞在制作日記 その1(7/15ワークショップ記録)

KIACコミュニティプログラム2023:日本相撲聞芸術作曲家協議会「とよおかこども音楽クラブ」の2023年7月15日〜16日の滞在制作日記です。

今日のおとな 野村誠(日本相撲聞芸術作曲家協議会)、橋本麻希(KIAC)
今日の参加者 れん(中学3年生)、まこ(中学1年生)

14:00 今日一日のスケジュールと、今のところ考えている年間予定を橋本から説明。れんさんとまこさんは昨年のワークショップにも参加してくれたので、去年は作曲した楽曲を保護者とスタッフ限定で合奏して見てもらったが、今年は昨年より発展させて、お客さんを呼ぶ「コンサート」として発表予定であることを説明。

14:08 鶴見さん・橋本・れんさんで観に行った、出石神社の幟回し(活動レポート参照)の様子をまこさんに報告し、幟回しの歌から着想を得て作曲した『れんさん人生計画~出石幟回しver.~』について、橋本とれんさんから野村さんとまこさんに説明。

鶴見さんが五線譜に書き起こしてくれた楽譜をみながら、やってみよう!
野村さん・橋本が竹ボラ(空き瓶で代用)、れん・まこが歌を担当。

気づいたこと:
・竹ボラをずっと鳴らし続けるのがしんどい
・幟回しの歌にもある通奏低音(低い音で断続的に鳴らし続ける)は低い音のほうがうたが聞きやすい

14:35 「これって冷静に見たら怖い(雰囲気の)曲だね」
「暗いから明るい曲にしたい!」
「じゃあ明るい曲にしてみよう!」
「どうしたら明るくなるかな?」
⇒鍵盤ハーモニカとリコーダーで和音を演奏しながら、竹ボラ+歌、という形式でやってみる
「これはこれで面白い」

14:38 「今度はこの歌にメロディをつけてみたらどうかな(リズムはこのままで)?」
「レ+ド+ラ」のみで出来た、わらべうた調のメロディを作曲。
れんさん・まこさんが歌詞を唄ってみながら、野村さんがドレミでホワイトボードに書いてみる。
みんなが歌いやすいように口ずさみながら、1番はあっと言う間に作曲完了。

1番を作曲し終わったときのホワイトボード

14:50 1番のメロディができたので、みんなで演奏してみる
うた:れん+まこ、鍵盤ハーモニカ:野村さん、リコーダー&太鼓:橋本

15:00 足首の柔軟性のはなし
ワークショップ中は床に座って作曲をしていて、ふとかかとを床に着けた状態で、お尻を落としてしゃがむ(いわゆる和式便所で用を足す姿勢)姿勢がまこさんが難しいという話になる。「明日は柔軟をやってみようか」という話も。

15:12 やりたい楽器を演奏してみよう
ここで色んな楽器を触るうちに、カリンバをやりたい!ということになり、『れんさんの人生計画』を唄わずにカリンバでさっき作ったメロディを演奏してみることに。
メロディ:れんさん(カリンバ)、他の人が伴奏

涼し気な音楽にしよう、ということで橋本はハンドベルを演奏してみるが、カリンバに比べて音が大きすぎるため、断念して木琴に変更。

れんさん(カリンバ、うた)、野村さん(カリンバ、うた)、まこさん(太鼓)、橋本(木琴)

15:35 「カリンバの音が小さくてささやかなニュアンスを入れたいので、記録撮影のビデオに近づいて演奏してみよう」

15:45 1番のドレミを見ながら、2番と3番も演奏してみようとするが、1番2番3番の歌詞の長さが少しずつ違うので演奏しにくいことを発見。
「2番全部つくった歌詞とドレミをホワイトボードに書いてしまったほうがわかりやすいのでは?」
ということで、れんさんとまこさんが率先して1~3番全ての歌詞とドレミをホワイトボードに書くことに。

ホワイトボードにみんなで3番までのドレミと歌詞を書く

左から1、2、3番。黒字が歌詞、色付きがドレミのメロディ
相談しながら2番3番のドレミを書いていく。
歌詞が1番と違うので、メロディも唄いやすいように微妙に変えていく。
終わり方も相談。

16:05 1~3番の楽譜が完成!

完成した『れんちゃんの人生計画』

16:10 「どうやって始める?」
「せーのではじめる?」
「『さんべんまわって勝負しろ」のカリンバソロを前奏にして、みんなで始めてみよう!」

この日にみんなで決めた『れんちゃんの人生計画』演奏ルール:
・1番が終わったら間奏なしですぐ2番に行く
・2番が終わったら楽器だけで即興で演奏する間奏の時間をつくる
・ウィンドチャイムが合図で鳴ったら、みんなで3番に入る

16:30 片付けをして、本住寺で開催される妙見大祭へリサーチへ行く準備

滞在制作日記 その2へつづく)


記録:橋本麻希(城崎国際アートセンター)
ワークショップファシリテート:野村誠(日本相撲聞芸術作曲家協議会)

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