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国語の勉強法について

こちらは公式LINE内で配信しているコラムです。
前日にリリースしたばかりの、このブログを捕捉する内容になっています。


国語が出来る子には2通りのタイプの子がいます。

まずはもうハナから感覚的に出来てしまう子。読解なら行間から読めてしまう。普段から読書が好きで、いろんなジャンルの文章を読むのにも慣れている。登場人物の心理に共感出来て、作者が言いたいことも何となく読み解けてしまう子。

もともと国語のセンスを持っているんですね。

うちの娘がこのタイプです。他の科目はイマイチでも国語だけはずっと突出して成績が良いです。それは幼い頃からの読書の賜物で、好みの小説や雑誌、小学生新聞はもちろん、妻のダイエット本から子育て本まで何でも手を出せる。もう何より文章を読むのが好きなんですね。

娘の書く文章は、お手本にさせて欲しいと作文教室から何度かお願いされたこともあります。


一方で書いてある内容に共感は出来ないけど、文章の構造をパズルのように組み合わせて理解する子。接続詞を地図上の矢印や記号のように捉える。「だから」という接続詞があったら、最初に読んでいたここの部分に対する答えがここに書かれてあるのだな、という具合です。兄がまさしくこのタイプでした。

語彙や漢字などの知識系は物理的に努力さえすれば何とかなるので、読解については上のようなやり方で文章全体で主張していることを何となく把握しておく。そして記述はポイントとなるいくつかのワードを抜き出してとりあえず目いっぱい何か書く。満点を狙わず、部分点を狙っていく感じです。

こういう子は算数の解き方とあまり変わらないようなイメージを持って国語の点数に結び付けています。多くの理系の子はこれをやっていると思います。


そして普段の日常会話も、息子と娘にはだいぶ差があって面白いです。娘の場合は難しい言葉はほとんど使いません。試験勉強とちゃんと使い分けてる。対して兄は、普段話す会話も4文字熟語とか慣用句とかやたら多い。もう知識として機械的に覚えているんですね。ちなみに会話を聞いていると息子の学校の友達もみんな同じような感じです。理系の子の多い学校ですから。

「いや、それは多分五十歩百歩やと思うわ」とか普通に言っています(笑)


だからといって兄は読書をもともとしてこなかったかというと、そうでもなくて。ブログでも書いたように、好きな推理小説や謎解きモノはこれまでにもたくさん読んできました。長文を読む下地は十分に出来ていたのですね。

なので、やはり出来るなら読書はしておいた方がいいと思います。特に時間に余裕がある低学年の時はもちろん、可能なら高学年でも。テストの問題は速く読むことが要求されますが、じっくりと物語に入り込んで読むこともしておくべきです。将来的にケアレスミスを減らせるし、思考力を身に付けることにも繋がるからです。

読書を嫌がる子に無理やりさせるのは逆効果ですが、好きなジャンルの本なら多少なら読める筈です。国語で点数を取るテクニックについては適切なタイミングで塾が教えてくれるでしょう。

ただ算数などに比べると、国語はより教え方の上手い先生と下手な先生に分かれる気はいたします。

少しでも皆さんのヒントになれば幸いです。
ありがとうございました。


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