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「締め切り効果と賞味期限について」

コチラは公式LINEコミュニティ内で配信しているコラムです。

先日twitterでこんなことを呟きました。


家の中で動かない長男に自らお手本を見せようと、ちょっと一緒に筋トレしただけですぐに右腕を痛めてリタイヤ。

そうでなくても年々視力や体力が衰えていくのに、とため息をついていたところ…

ふと同時に、こんな考えも頭を過ぎりました。

人間の体力や若さには賞味期限があるからこそ美しいのではないか、ということです。


これが例えば『火の鳥』の生き血を飲むことに成功して永遠の命と若さを持った人間だったら、自分に与えられている時間の有難みも分からないでしょう。

何かを頑張るにしても、いつまでにという期限がないのだから決して急ぐ必要もない。

人間は締め切りがないとなかなか動き出せない生き物。


≪〇〇日までにやらなければいけない≫
という期限があるからこそ行動出来るのです。

そして我々親も子供といつまでも一緒に暮らせる訳ではない。

だからこそ目の前の毎日が愛おしいし、頑張れるんですよね。

日々中学受験の勉強に取り組む小学生たちにとっても、時間感覚を身に付けることはとても重要です。でもそれがとても難しい。

『ジャネーの法則』というのがあって、大人の1時間は子供にとっての3.5時間に相当するのだそうです。

大人の3倍以上も時間が長く感じるのだから、制限時間という概念は子供にはイメージし辛いですよね。

でも、受験本番まで残された期間にも、ひとつの試験にも制限時間があります。50分間の試験で果たしてどれぐらいの問題が解けるのか。

時間の長さを肌感覚で掴むことと、出来る問題と出来ない問題の取捨選択の力の両方が必要になります。


子供が時間感覚を掴む練習としては普段からスケジュール帳をつけて、やることを見える化すると良いようです。既に取り組んでる方も多いと思います。

1日単位ですることと分単位のものまで書き出すとより身に付きやすいと思います。

もちろん最初から自分でスケジュールを立てられる子はほとんどいないので、親も一緒になって手伝ってあげないといけません。


先週末に小学校について書いたブログ 
↓↓

この中で小学校を休ませてまで受験勉強をさせるべきか、という話をしていますが、時間があり過ぎてもかえってメリハリの効いた勉強は出来ないものです。


時間も行動範囲も制限がある中でどう工夫するのか。試行錯誤するからこそ本当の力が付いていきます。何でも安易に効率化させようとするものではありません。

冒頭の話に戻ると、年を取るのは本当に嫌なものです。

どんなに新鮮な食べ物にも賞味期限があるように、人の感情の高ぶりや熱量にも鮮度があります。

制限時間内にいかに充実した生き方が出来るのか。煉獄さんのように心を燃やさないとです。

まずは今日1日の目標。そして目の前の30分から細かく目標を立てて行動していきましょう!

ありがとうございました。

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