【子供を正すために親がすべきこと】
こちらは公式LINE内で配信するコラムです。
というようなことは、どこのご家庭でもよくあることだと思います。
ネット上なんかを見ると、周りの子は誰もが優秀に見えて、出来が悪いのはまるでうちの子だけなんじゃないかと思えたり。
かといって子供に無理やり言うことを聞かせようと感情的に叱ったりすると、決まってあまり良い結果は出ません。放置しておいて勝手に勉強してくれるほど甘くもなく、焦りはさらに増幅します。
こんな時に我々親がまず最初にやらなければいけないのは、何より自身の気持ちを落ち着かせることです。
子供の姿を見てイライラしないようにする。子供のことはコントロール出来なくても、自分の感情は頑張ればある程度コントロール出来ます。
趣味でも仕事でも、地域の役割でも何でも良いです。意識を一度子供のこと以外に向けるのです。
そして少し落ち着いてきたら今度は子供の行動や言動を否定するのではなく、そのまま丸っと受け止めてあげる。すると子供の方ではあれ?いつもと様子が違うぞ、となる筈です。
まぁ実際には子供の学年や置かれた状況によって細かい対処法は変わってくるのですが、
それでも子供はある程度放っておいても勝手に伸びていく、小学生には手取り足取りが必要な時期があるけれど、一方で部分部分で手放すことも必要だ、という感覚を持っておくべきだと思います。
そうじゃないと、子供はいったい自分が誰のために勉強してるのかが分からなくなってしまうからです。
勉強だけでなく、例えば机の上の片付けなども全部親がしてしまうのでなく、最初に少しだけ手伝ってあげてきっかけを作りあとは本人に任せるようにします。
結果、きちんと机の上が綺麗になってもそうじゃなくても、そのまま認めてあげる。
子供にこうなって欲しい、こうさせたいというのは親のエゴである可能性が高いです。
子供の将来を考えてあれこれしてるつもりでも、たった1人で頑張っているうちにいつの間にか自分が満足するための行動になってしまってたりします。
そうならないためにも自分の行動にブレーキをかけてくれる存在がいると良いのですが、残念ながらそんな都合の良い相手はなかなか見つかりません。
そこで、ご自身の子供の頃をちょっと振り返ってみて下さい。
果たして長時間の勉強をきちんと嫌がらずにこなせましたか?? 常に自分から率先して勉強出来ましたか?? 親に指示されるのが嫌じゃなかったですか??
そもそも自分が出来なかったことを子供にさせようとするからおかしくなります。
子供に一生懸命に勉強を教えたり、立てた計画を守らせようとするよりも、少しでも子供の良い部分を引き出してあげられるようにご自身のエネルギーを十分に補給するべきです。
子供の成績のこと以外で自分がイライラしてしまう原因がどこか他にないかしっかり点検して、見つけたらそれを潰していく。
実は仕事がうまくいってなかったり、家事や人間関係に疲れていただけかも知れません。
くれぐれもあまり考え過ぎないように。
人生がもっと楽しくなるような取り組みをして力を抜いてみて下さい。きっとその方が、子供もゆとりを持って勉強をする気になってくれるのではないでしょうか。
子供がどんなタイプで、どんなところに躓いて、立ちはだかる困難をどう克服していけるか。子供の持つ素質のようなものを間近で見ることが出来るのも中学受験の良いところです。
そんな機会を与えてくれた彼らに感謝をしつつ、明日からも引き続き頑張ることにいたしましょう。
ありがとうございました。
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