見出し画像

「ひまわりを咲かせよう」が生まれるまで

2015年12月25日。

「咲くよひまわり亭」というデイサービスに初めて歌いに行った日。

行きつけの飲み屋のママから「私の知り合いが運営しているデイサービスのクリスマスパーティーがあって、そこで歌ってくれる人を探していて、プロに頼むのも申し訳ないんだけど、もしよかったら清貴くん、歌いに行ってくれない?」と言われたことがきっかけだった。その時は深く考えておらず、私の歌が役に立つのならという軽い気持ちで引き受けた。

東京都杉並区にあるひまわり亭は、その名の通り、ひまわりのようなオレンジを基調とした、入った瞬間から心が明るくなるような空間だった。
そこで、利用者さんの世代の曲を歌ったり、クリスマスソングをみんなで輪になって歌ったりしながら、満面の笑みで手を叩いてくれたり、時に涙して歌を聴いてくれる姿を見て、歌で元気を届けに行ったつもりが、私の方が多くのものを頂いた気がした。

そして、「この気持ちを歌でお返ししたい」と創ったのがこの「ひまわりを咲かせよう」で、利用者さん達の笑顔がひまわりにように見えて、そんなひまわりの花が、毎日咲いていきますようにという願いを込めた。

次にひまわり亭を訪れた時に、この曲を歌った。

利用者のみなさん、従業員のみなさん共に、本当に喜んでくれて、何人かは涙しながら聴いてくれた。
その後、この曲を「社歌にしたい」と言って頂き、それから毎日この歌を歌って下さることになった。

毎月歌いに行く度に、この曲をみなさんが覚えて歌って下さっていることに心から感動した。

その後、この曲に手話をつけて、私の合唱団の仲間たちと全国各地で歌い継いできた。

そんな経緯があって今回、7年の年月を経て形になった「ひまわりを咲かせよう」。

みなさんの心の中に、たくさんのひまわりの花が咲いていくことを願っています。


ひまわりを咲かせようはこちらから聴けます


「ひまわりを咲かせよう」Music Video