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家族になるより、家族でなくなることの方が大変なんて

絶縁して一ヶ月以上経ち、少しずつ怒りや恐怖が薄れていくのを感じる。四十年来の感情は簡単には消えないが、後退はしていないのではないかと前向きに捉えている。

一昨年あたりから、まず弟を、次に父親をLINEでブロックして、母だけは窓口としてやり取りを続けていた。が、先月の話し合いでもう付き合うだけ無駄だとわかり、母もブロックした。
親兄弟から連絡が来ないと、少し気が軽くなる。早くこうすれば良かった。
娘のLINEには、お年玉の件で連絡があり、年末にお年玉が送られてきた。そこは私のワガママで取り上げてはいけないと思い、あまり考えないようにしているが、イライラして娘にしつこく聞いてしまった。反省している。

こんな年齢になって無責任だと思うけれど、やっぱり、たまに消えたくなる。私なんて最初からいなかったら良かったと思ってしまう。夫と娘にこんなに愛情をもらっているのに、申し訳なくてたまらない。
両親と弟、彼らと戸籍の上でも縁を切ることは不可能なのだという哀しみ。他人とは結婚して家族になれるのに、たまたま血が繋がっているだけの親兄弟とは、なぜ他人になれないんだろう。

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