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【100均ルアー】ダイソーとキャンドゥのバイブレーションどっち使う?

【経緯と現状】

2022年5月現在、ダイソー、セリア、キャンドゥの3社がルアー釣り商品を販売している。
その中でもバイブレーションルアーは、ダイソーとキャンドゥの2社で発売している。(なぜかセリアは発売されなかった。)

ちなみに最近発売したキャンドゥのバイブレーションは、そのまま巻いて使うと、横向きになってしまい、ルアーとして使い物にならない。
しかし、2gの重りシールをルアーのアゴ下らへんに使えばまともに使える。

・・・「100均のバイブレーションルアーを使う場合、ダイソーのバイブレーションとキャンドゥのバイブレーション、どちらを使うべきだろうか?」が今回のテーマ。

【2社のバイブレーション、それぞれの基本スペック】

【ダイソー】
バイブレーション 7cm 重さ11.5g
2017年には発売されてる。
「フローティング」と記載されたシンキングルアー。(ややこしいw)
ネット上には「スプリットリングとフックを外すと、ぎりぎり水に浮く」という情報もあるが、フックが無いと釣りとして成立しないため、実質どう足掻いてもシンキングルアーとして扱わざるを得ない。

100均商品あるあるだが、パッケージについて旧デザインと新デザインの2種類が確認されてる。
商品内に描かれてる「DAISO」のロゴデザインで新旧パッケージの判別が可能。上記画像は旧パッケージで、普通に「DAISO」と記載あるデザイン。
新パッケージは「DΛISO」みたく、Aの部分がオシャレデザインになっている。下記画像を参照。

上記画像の右下にあるような「オシャレDAISOデザイン」が新パッケージ版。たぶん最近ダイソーの釣り用品コーナーをよく行く人は、「あぁ、このロゴねw」と理解できると思う。

「キャンドゥのバイブレーションを救いたい」において、河川でルアーアクションを実験した際、実はダイソーのバイブレーションにも重りシール有り無しでルアーアクションがどう変化するのか、観察&実験していたりする。

結果は、「何もイジらないダイソーバイブレーションが一番アクションが良い。重りシールを貼ると、逆に動きが悪くなり、ルアーが横に寝る現象が多発する」という結果になった。
なお、この記事のサムネイル画像でダイソーバイブレーションとなっているが、右から順番に重りシール無し、1gの重りシールを貼ったもの、0.5gの重りシールを貼ったもの、の3種類になる。(先述したように、ダイソーバイブレーションの場合、購入時のままである「重りシール無し」が一番アクションが良い結果となった。)


【キャンドゥ】
キャンドゥ バイブレーション シンキング 5.5cm 7g

2022年4月発売。
ダイソールアーと比べてより小型化されている。
ダイソーのバイブレーション発売時に「フローティングと記載あるのに、実際にはシンキングルアーにならざるを得なかった」という悲しい事件を教訓(?)にしたのか、今回は「シンキング」での発売。

滅茶苦茶カッコいいデザインのルアーなのだが、このまま使うと巻いた際、ルアーが横向きになりやすく、ルアーアクションが行われない欠陥商品状態になっている。
ルアーのアゴ下に2g程度の重りシール(鉛を使った商品など)を使うと、正常にルアーアクションを行うようになる。

※キャンドゥのバイブレーション自体が小さく、アゴ下の面積も小さい。そこに2gのデカめの重りシールを貼る。画像の右側がヨコ方向に重りシールを貼るやり方で、バランスを崩さないように左右対称の長さになるようにシールを貼る。画像左側が、タテ方向に重りシールを貼るやり方。頭より上のオデコ付近まで貼ることにならざるを得ない。変態仮面のようなデザインになる。

なお、2gの重りシールは、釣具店やamazonで400円~500円程度で購入できる。
2gの場合、シールの入り数が4個とかだと思うので、重りシール1枚あたり100円~120円かかる計算。
キャンドゥバイブレーションの本体値段や基本スペックについて情報を整理すると、
【1個あたりの価格】ルアー本体1個110円+重りシール1枚100円~120円程度=1個当たり210円~230円程度のバイブレーションルアー、となる。
【重さ】デフォルト状態で7g + 2gの重りシール =9gのルアー となる。

【結論】
ルアーの大きさや重さを気にしない場合、ダイソーのバイブレーションルアーでOK。
手間暇かからないし、そのままでルアーとして使えるため。

しかし、「もっと小さなルアーを使いたい」「もう少し軽量なバイブレーションを使いたい」という場合は、「キャンドゥのバイブレーション+重りシール」を使うことになる。
7g+2g=9gのバイブレーションとなるが、ダイソーの11.5gよりは軽いルアーとなるし、ルアー自体の大きさも小さい。

キャンドゥのデザインは良いんだけどなぁぁああああああ。
重りシール貼るとき、バランス悪くならないように左右対称に貼るにも神経使うし、何度も何度も釣行した場合、シールが剝がれないか心配だし、ほんとそのままで使えるバイブレーションルアーとして発売して欲しかった。
個人的な勝手な予測だけど、メーカーは「横向きになる欠陥商品であることが後から発覚。しかし、キャンドゥとの契約上、納品及び販売せざるを得ない。」という、いわゆる「大人の事情」で、こういう結果になったんじゃないかなぁ?・・・・と予想している。

キャンドゥのミノーの完成度の高さ、素晴らしさは半端ないし、確実に釣り及びルアーに詳しい人間が商品開発スタッフの中にいるにも関わらず、こんな結果になってるので、おそらく大人の事情なんだろうな。

とりあえずキートクは、手持ちのキャンドゥバイブレーションがあるうちはキャンドゥバイブレーションを使う予定。

【余談】

・インターネットで「ダイソー バイブレーション」などで検索しても、メタルバイブの情報ばかり表示されて、バイブレーションルアーの情報を探す人にとっての検索妨害になっている。

・youtubeでも、活躍の幅が広く、実釣成果が出まくっているメタルバイブの動画ばかりが露出していて、バイブレーションルアーの実釣動画が全体的に少ない。

・ルアーの種類というのはたくさんあるが、特にバイブレーションは「根掛かりしやすいルアー」として有名。
だからこそ、根掛かりなどでルアーを失っても金銭面的なダメージ及びメンタルダメージの少ない「100均のバイブレーションルアー」を俺は応援したい!・・・・のだが、100均でのバイブレーションルアー開発は難度が高いのか、ダイソー版はフローティングなのかシンキングなのかややこしいことになったし、キャンドゥ版は、ろくに動かないルアーとなった。
(そもそも原材料高騰が続いてる世情で、110円でまともなルアーを販売してるほうがおかしいのだろうけど。)


以上!
みんなもバイブレーション、応援していこうぜ!

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