これからも’’分かり合えない’’けど、よろしく。

これからも’’分かり合えない’’けど、よろしく。

あなたの言っていることも、あなたのやっていることも、あなたのあらゆる何事も、分かりそうで全く分かり合えてなくて、でも、これからもよろしくね。

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白い紙に、無茶苦茶な線を引く、すると、ある一瞬だけ、交差する。交わった点は線に比べて、全体の0.01%もないだろう。僕らもそうなんじゃないかって、思ってる。交わることは、もはや人生にあるか、ないかなんだろう。

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‘’一緒に‘’とは、ほど遠い。
‘’理解‘’とは、ほど遠い。
‘’共に‘’とは、ほど遠い。
そんな場所で、歌っていよう。

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今年で3年目の児童ホーム。

やっと3学年が揃い、理解とは、ほど遠い日々を過ごしている。毎日、衝突が起こり、毎日、分かり合えないことが起きる。

大変な日々だ。でも、夢をみる。そんな6年を過ごしたら、あの子たちは、どんな風に育っているんだろうって。

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昨日は、Aさんの誕生日会だった。

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「なぜ、音は聴こえるでしょう」

クイズの出し物だが、冒頭から難しすぎる。
中学年のBさんがクイズを出した。一年生は、頭の上で、？がダンスしている。分からなさすぎて、「ご飯食べているから」とよく分からない回答をしていた。そんなクイズ大会を経て、次はダンスだ。

ダンスタイム。
Cさんの出し物、ダンスだ。みんなで踊った。でも、めっちゃ踊る子もいれば、恥ずかしくて見ている子もいた。Cさんも恥ずかしそうにして、あんまり踊らなかった（笑）

なんでやねんって思いながら、私は、やけになって、我を忘れて、カンナムスタイルを踊り尽くした。

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でも、子どもたちは「誕生日のAさんを喜ばせたい！！」って気持ちに溢れた時間だった。生まれてきてくれてありがとう、どうだろう、伝わっただろうか、Aさん。

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Dさんが言う。
「今日は、Cさんがダンスをしてくれるって言ってたのに、あんまりダンスしなかったねー」

すると、Eさんがこういった。
「いや、でも、上手に踊ってたよ」って。

Eさんとダンスの出し物をしたCさんは、よく喧嘩をする仲だったので、私にとって嬉しい言葉だった。

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これからも’’分かり合えない’’けど、よろしく。

そんな児童ホームを、これからも過ごしていこう。