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社会人サークルでよくビジネスに誘われます

「今度、ごはん行きませんか?」

僕はこの、何気ないお誘いが少し怖くなった。

フットサルサークルへの参加

社会人になって、運動をする機会がかなり減ってしまった。やはり、平日は遅くまで仕事し、そこから帰宅して家事をするとなると、運動に当てられる時間はどうしてもなくなってしまう。

そんな生活にちょっとした刺激を加えるために、コミュニティに参加しようと思い、友達を誘ってフットサルサークルに行ってみた。

そこは、ネットの掲示板や友人の紹介を通じてやってきた人が集まってフットサルをする場で、年代や性別、職種などがさまざまな人たちで構成されたコミュニティだった。

人柄がいい人ばかりで、当初抱いていた「怖い人が多かったり、本気でプレーをする人ばかりだったらどうしよう」という不安はすぐに消え、すごく楽しくボールを蹴ることができた。

「めちゃくちゃ」優しい人との出会い

フットサルの後半で、24歳の男性と同じチームになった。彼はかなり気さくに話しかけてくれて、一緒にいてとても楽しかった。

フットサルの後、彼から「よかったら今度一緒にご飯でもいきませんか?僕、こういう初対面の人と話すの好きなんですよ」と、ご飯にいく誘いを受けた。

もともと、新しい友人が欲しかった僕はこの誘いを快諾し、後日、難波のカフェで話をすることを約束した。

優しい人からの豹変ぶりが役者のそれ

難波駅で合流し、カフェに向かいながら話している間も、彼はとても明るく話していた。

カフェについてコーヒーを片手に、お互いの今までの経歴等を話していき、仕事の話題になった。

「きりしんさんは、今の仕事に満足していますか?」

「そーですね、今は覚えることも多くてまだ勉強中ですが、将来的にはもっといろんな仕事をしてみたいですね

「あー、わかります!今の時代は副業ですもんね!サラリーマンとして働いているだけだとどこか物足りなさや収入の不安等もありますもんね」

「まあ、副業もいつかはしなきゃなって思います笑」


このやりとりが、営業トークの一部であっただろうということは、この時の僕は気づかなかった。

彼はその後、「じゃあ、僕がそのチャンスをあげますよ!!!」

といい、彼は持っていた高そうなカバンからiPadを慣れた手つきで取り出し、彼がおすすめするビジネスについて30分ほど説明した。


ネットワークビジネスについて多少知っていた僕は「今日この後の予定が終わったらまたLINEします!」とその場を後にし、すぐにお断りの連絡をした(彼はかなり引き下がったが)


ぐいぐいくる人は何か目的がある

人は、何か目的があって行動する

今回のシチュエーションでいうと、「ビジネスに勧誘するために、ご飯に誘う」のだ。

ただ、こうなってくると「ただシンプルに友達が欲しい積極的な人」がかなり痛い目を見てしまう。

今相手がどっちの目的で自分に話しかけているかを判断するためには

・正直に「ネットワークビジネスとかしてますか?」と聞く

・最初の数回はそのコミュニティでしか会わない

などといった対策をしていくことが正直大事になってくると思う(生きづらい世の中ですね)

また、第三者に会わせようとしてくる人も少し注意をしなければならない。

違う人に合わせるのは、ネットワークビジネスの常套手段だからだ。

まとめ

正直に思う。誰かと仲良くなりたい時にこのような可能性を考えたり、自分はそうじゃないですよと伝えたりしないといけないのは本当に面倒だ。

子供の頃は、一緒の公園で遊んでたらもう友達だった。

あのころのように、損得感情を抜きにして仲良くなることは、大人になった今ではかなりむずかしくなってしまったようだ。

社会人サークルには一定数、他の目的が会ってきている人もいる。

それが悪いとは言わないが、嫌な思いをする人もいるので、友達作りは少し慎重になった方がいい。

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