見出し画像

天国と地獄の木と呼ばれるのは

▶中国原産で成長が早く、有害な
外来種昆虫の宿にもなっている
ニワウルシ。
欧州では天国の木という名で知
られているそうだ。
▶葉軸の左右に羽状に葉を茂らせ
る落葉樹で、樹皮は
薄い灰色、赤や黄色に色づく種
は夕焼けを思わせる。
その名の通り美しい木。

▶ところが一方では地獄の木とい
うニックネームもあり、1年で
90センチ伸び、毎年1本あたり
数十万個飛散する種や吸枝を
介して増殖する。侵略力は強大だ。

▶ニワウルシは葉をうっそうと
茂らせ、土壌に化学物質を
排出して在来種を駆逐し、花が
咲けば悪臭を放つ。
▶天敵がいないばかりか、シタベニ
ハゴロモなど有害な外来種の昆虫
の避難所にもなっている。
▶このシタベニハゴロモという昆虫
数千匹の大群で木を覆いつくして
その汁を吸い、さらに他の農作物を
求めて飛んでいく。

▶ニワウルシは南極以外のすべての
大陸に定着しているそうだ。

▶この驚異の侵略的外来種とも言え
るニワウルシに弱点が発見された。

▶それが、ニワウルシを枯死させ
る菌の存在だ。
近年、研究者が取り出すことに
成功したVerticillium nonalfalfaeという菌。


▶現在、この菌を使ってニワウルシを
枯死させる実験が行われている。
ニワウルシの幹を切開し、この菌
を直接注入する訳ですが、菌の
導入が裏目に出てもっと深刻な
別の問題を引き起こさないとは
限らないよね。

▶それにしても
ニワウルシ、シタベニハゴロモ
どちらも
原産国は中国なのである。
何か危険な香りが漂う木であり、昆虫(^_^;)

▶ウイルスにしろ菌にしろ
多種多様に存在し
それ以外の驚異生物も
多数存在しますよね。
それは過去、現在、未来永劫だと思うのだが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?