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「考える」の本当の意味を知ったときの話

考えるといいと思います。
身の回りにあることすべて、
考えて、考えて考えて考えて、
誰かに話してください。

人気コミック原作のテレビドラマ『ミステリと言う勿れ』で、
主人公・整(ととのう)君が、
孤独感と絶望感に打ちひしがれた人から
「このあと自分は一人で何をしたらいいのか」
と問われたときの台詞です。

大学生の整くん。
毎話、世の中の不条理なことを爽快に言語化してくれますが、
今回もまた1つ教えてもらいました。

まさに、ぐるぐる考えて、
考えて考えて考えて整理したことを、
私もnoteで誰かに聞いてもらっています。
考えれば考えるほど、
前に進めている実感があります。
そしてもっと違うことを考えたくなります。

どうしたら良いか?という答えは
自分自身でしか出せないのかもしれない。
言葉にすることで、
人に聞いてもらうことで、
また動き出せるのかもしれない。

先日書いた記事、
頭の中の文字化は自己慰安
で吉本隆明さんから気づかせてもらったように、
考えることは、自分と向き合う大切な時間です。

「考える」という意味を初めて理解した19歳の自分

大学生のとき先輩から
ゴーマニズム宣言」という漫画の一巻を手渡されました。
それまで出会ったことのないジャンルと作風に
戸惑いながらも読み進めると、
作者が感じている疑問や怒りについて、
ご自身で考え抜いたことがクスっと小さな笑いを織り混ぜて
ロジカルにわかりやすく説明されていました。
読後は毎度、「そうだったのか!」という爽快感を覚え、
すっかり気に入って最新刊まで読み通しました。

爽快感。
点と点が繋がる感覚。
見えなかったものが見えてくる。
わからなかったことの、糸口がわかってくる。

あ、頭を使うってこういうことなのか。

考え続ければ、その先に自分なりの答えが見えてくる。
19歳で初めて「考える」という本当の意味を理解したのでした。

暗記ばかりで苦手だった社会科目も、
なぜそうなったのか?と考えながら勉強していたら
きっと楽しめたんだろうな。
もっと早く気づきたかった。

Twitterでたまたま出会ったすごい人

日本にTwitterが来た2年後の2010年、
友人に勧められて私もアカウントを作りました。
程なくして、
国のおかしな仕組み、未来に向けてどんなことをすべきか?を
端的に、わかりやすい言葉で表現する人がタイムラインに現れます。

読んだ後の、そうだったのか!という爽快感。
これこれ。

彼女の意見がどんどん読みたくて、
過去のブログに夢中になりました。
そのうち書籍も出版されるようになり、

書籍タイトルの通り、自分の頭で考えよう、と説いています。
(違う視点で愛読していたこちらのシリーズと、実は著者が同一人物だと知った時の衝撃といったら。わたし彼女に首ったけです。)

答えがないものを見つけて、情報を集め、
自分の視点で分析し、思考を整理して言語化し続ける。
自分もこうありたいなと思う、目標の人となりました。

小5くらいになったら、
我が子にもちきりんさんの本を読ませようと思ってましたが、
整くんの方が入りやすいかもね。
私もコミック読んでみようかな。


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