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頭の中の文字化は自己慰安

吉本隆明さんの著書
「ひきこもれ ひとりの時間をもつということ」
で、また一つ、自分を発見しました。

この本は、
「人間には自分と向き合う十分な時間が必要、
自分の言葉を持つまで、自立するまで、
もっと自分の内側を見なくてはならない。
分断されない、ひとまとまりの時間をもつことがどんな職業にも必要。
SNS全盛時代、せっかく深く潜ろうと思っても時間を分断されてしまい、
周りの人とのコミュニケーションばかり気にし、
『私はこう思う』とブレない自分を表現できない大人になってしまう。」
・・・というような内容です。

なるほど吉本さんご自身が、
孤独好きの非社交的なひきこもり性だったと。
自分の言ったことがが相手に通じていないように思えた、
おしゃべりするよりも書いた方がいいのでは、
と文章を書き始めたのだそうです。

特にこの部分、

書いたものを他人が読んでくれればいいわけですが、読んでくれる人がいなくても、うまく自分の考えていることや感じていることが文章の中で言えていたら、それが自分の慰めになるということをやがて発見しました。人が読む読まないは二の次で、自分の言いたことが自分でわかれば安心する。つまり書くことはぼくにとって自己慰安になっていたのです。

吉本隆明「ひきこもれ ひとりの時間をもつということ」

今の私も、
記事を一つ書き終わると、
鬱々とした気分がなぜか一掃される感覚を覚えていました。
ああ、そういうことか。
ひきこもる時間が作れているということ。
ありがとう、noteのおかげだ。
今日もぐるぐると考えて、少しずつ文字化していきます。

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