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息子が登校拒否しはじめたので家でやる学習内容を考えてみた

うわー、とうとう来た。以前こんな記事を書いたが、



学校行きたくないの第二波が来たー。

長男は軽度発達障害と診断されていて、多くの人が当たり前にできることの中に、当たり前にできないことがいくつかある。

その中で突出しているというか、最も生活の中で影響を受けているのが感覚過敏で、味覚や痛覚とかの感覚が普通の人と少しだけ違ったり、他人の感情に必要以上に反応してしまったりで、まあやっぱりハタからみて集団の中にいるのはしんどそうだなあ、とは思っていた。

その上、登校の時間帯に起きれない。
最初は夜遅くまでゲームしてるからかなあと怒ったり、無理矢理起こして学校行かせたりもしたが、無理矢理行かすと授業中に寝てしまったり、結局早く寝かしても朝起きれない。
そんでほっとくと数時間後にパッと起きてキビキビ動く。
おかしいと思ったので試しに朝寝てる時の血圧を測ってみたらめちゃくちゃ低かった。医者がこれじゃ起きれるわけないと納得するほど。

なのでもうしょうがないとムリに慌てず毎日遅刻して行っていたのだが、毎回、「遅かったね」みたいに言われるらしくそれが息子にとってはすごく苦痛だったみたいで、とうとう音をあげた。
きっと悪気ない発言なのだろう、というのも分かるので責める気もないし、息子がイヤだと感じるのも分かる。
そんなことわざわざ言うなよ先生〜と、思っちゃうけどね(w

もともと夫婦ともども(回文ぽい)今の学校って行く意味あんの?と多少なりとも思っている(良いコは真似しないで)ので、じゃあしばらく休むかぁ〜、となった。

ここで問題なのは勉強だ。
ほっとくとずっとゲームをやっていて、見てると完全にひたすら娯楽を消費するだけ目的でのプレイだったので、ゲームばっかやらせているわけにはいかないなあと。

かと言って、付きっきりで勉強を教えるというのもムリだ。こっちだってやることある。
なので、とりあえず全教科の参考書や問題集を買って、これをやりなさいと指示して仕事へ。

数時間後に、「分からなくて悔しくて号泣して勉強どころじゃない」と妻からメールが来た。なるほどー。

帰宅して息子に、不得意な教科も得意な教科も全然分かんないの?と聞くと、分からないと言う。
理科とか好きじゃん、全然分からないの?と聞くと、理科も分からないと言う。

へんなの、と思いつつ改めて問題集を見てみた。
問題集って、問題だけが集まってるのね。実際見て気がついたけど、習ってないもの説明無しで問題ですって出したら、そりゃ誰だって分からないね。

でも待てよ参考書があるじゃないかと参考書のほうを見てみたら、ギュッとまとまってて、なぜそうなのか、という説明が無い。何だこりゃ。
きっと暗記目的なのだろう。歴史の元号と出来事だけが羅列してあるあの年表をイメージしていただけると分かりやすいかもしれない。どのページもそんな感じ。

確かにこれで1人でやったって分かるわけがねえ。というかこれをただ単に記憶だけして良い点取られても困る。三大音楽家の名前だけ憶えて作品を一つも聴いたことないとか意味無いでしょ。そんな感じ。さあ考えた。

重要なのは、1人で出来るだけやってもらいたいということ。
分からないとなると、解説しなきゃいけない人が必要になる。
仕事に行っている平日はムリ。
なので、平日に必要なのは問題を解くというアウトプットではなくて、インプットのために詳しく解説してくれる本だな、どんな本がドンピシャだろうと考えはじめた次の瞬間に僕は言った。教科書をだせ、と。

そして教科書を読め、と。

結局教科書が一番良かった、という記事なんですこれ。


基本は読みつつ出てきた問題をやる。
この子は黙読というのができないというか、苦手なので必然的に音読となる。
改めて気づいたが、黙読だと誤魔化せるけど、音読だと読めない漢字が誤魔化せない。
片手間で聞いていて読めなかったらその場で教えれば良いし、調べさせても良い。
というメリットが音読にはあるね。
書くのがすごく苦手な子だから、この音読で漢字を憶えていけば当分国語は良いかなあと思う。

で、息子には、分からなかったら質問しにきなさい、と指示。
そして妻には、どうしても集中したい時、質問もされたくない時があったら、一学年下の教科書を読ませろ、と指示。これならスイスイ分かるだろうし復習にもなって無駄ではないと思われる。

という方向でやらせてみたところ、とりあえずやりはじめた。

現実的にゲームを全くやらせないのはムリなので、平日そんなにガミガミ言わず最低限のインプットで、僕の休みの日に付きっきりでアウトプットなりさせるかなあ。と、今の時点で考えてます。土日がこいつにとっての学校となるわけだ。
問題が出てきたらその都度微調整していこう。



社会の教科書読ませてたらいつの間にかロシアは国がでかすぎて同じ国なのに時差がものすげえ、という話で盛り上がった。
そうなの!?と息子。

父、ドヤ顔である。

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