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叫んで震えた! 【HTLV-1キャリアでもある私】回想・・1         

   
2020年の4月。得体の知れない流行のウイルスで、国内外と騒ぎはじめていた。予防ワクチンもなかった頃である。

そんな頃、フム?と思いながら、赤十字社からの息子宛の手紙を開封した私は叫びながら震えた。別で暮らしている息子はなかなか帰ってこない。学業、アルバイト、ボランティア、サークル活動と思い切り大学生活を謳歌中である。時々大切な手紙は親元に届くので、それは親が封を開けることになっていて、急に必要な用件であれば、私から息子に連絡することをお願いされていた。

封を開けると、献血の結果だった。内容は「HTLV-1 関連検査結果」とあり、「感染している可能性が高い」とあった。更に読み進めてゆくと・・発病するとは限らないとか・・気になる方は医療機関(血液内科)へ受診して・・とあるが。

何が何だが・・理解できるようで出来ない。頭が上手く働かない。「気になる方・・」の表現もしっくりこない。 そんなに悠長な事柄なのか?
自力で調べてみる。 HTLV-1ウイルスは、ヒト(成人)T細胞白血病(ATL)、関連脊髄症(HAM)、ぶどう膜炎を起こし目にくる病(HU)、他の病も併発する重い病。HTLV-1ウイルスの感染者をキャリアと言うそうだ。キャリアのうち発病者は5%ともあり、過剰に心配の必要はないともある。流行のウイルス、HTLV-1ウイルスの事ばかり考えている。不安で仕方がない。

風に乗って舞い散る桜の花びらを見ながら、ため息をついた。


以下、厚生労働省のサイトを貼らせていただきます。


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