2.5に関わる俳優さんを好き勝手に話す


『概要、ガイヨウアッパーカット』


わかる方だけクスっとしていただければ幸いです。
 私は2015年から2.5次元舞台へ足を運ぶようになりました。このエントリーでは、劇場で拝見した事のある俳優さんについてお話をしていきたいと思います。
なお、note内でのすべての発言は妄言となります。お名前を挙げた方のファンの皆様におかれましては何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。

『荒牧慶彦さん』

 2.5次元舞台に触れたことがある人で、名前を知らない方はいないのではないかというくらい有名な方。音楽ユニットでの活動が前身なのだとwikiで知りました。合ってますか?
お顔もさることながらスタイルもよく、2次元と3次元の狭間をその御身を以て体現していらっしゃいます。

『印象など』

 荒牧さんは『舞台K -第二章-』が初見でした。

荒牧さん演じる夜刀神狗朗は刀を武器としている役で、殺陣が軽やかに舞うように見えて美しく、刀を自分の身体の一部みたいに扱う方だなというのが第一印象でした。
その後の印象としては
・ファンファーストを貫きつつも、新たな道を切り拓き続けている
・社長として、プロデューサーとしての仕事ぶりが光る
・2.5次元という枠組みにおいて、革命家たり得る存在
上記の通りです。以下、詳細となります。

・ファンファーストを貫く

 ファンを大切に。これはどの俳優さんも当たり前にしていることだとは思いますが、荒牧さんはよりそれがより顕著だと思います。(ただ荒牧さん個人の現場は行ったことがないので、SNSのレポや配信番組を見た限りの茶の間視点です)
接触イベントでの対応もSNSで流れてくるレポを読む限りすごいとは思いますが、やはり舞台、映像、バラエティ、多岐にわたる活躍が何よりだと思います。
お仕事に邁進していく事に重きを置いて、ファンの皆さんの目により多く触れることで以て感謝を伝え、個人イベントや配信などで直接的な日頃の感謝の言葉を口にする。そしてファンの皆様も同じく、荒牧さんの様々なお仕事を楽しみつつ役者としての彼の俳優としての活躍を心から願っていらっしゃる方が多い印象です。

・社長として、プロデューサーとしての仕事ぶり

 これに関しては、プロデュース作品を拝見したことがないので別の視点からお話をします。
荒牧さんは周囲への配慮というか、そういった視野がとても広い方というのが私の印象です。そのため、他を光らせるためにどういった行動をすべきか。どのような環境を作るべきかという事を思考し、実行する能力に長けているような気がします。他を光らせる術を持つその一方、自身がプロデュースをすることで誰よりも理解しているであろう 「自分」 という存在を自由自在に操れるという利点もあるのではないでしょうか。自分こそが自分をうまく扱うことができ、彼自身それをよく理解しているのではないかと思います。
 ストイックで努力家な荒牧さんであればなおの事、もしかしたら今までどの演出家でも見せることができなかった彼の真髄を感じることができるのかもしれません。

・2.5次元という枠組みにおいて、革命家たり得る存在

 私の中で一番強い印象としてはこれです。先述のプロデューサーとしての一面もそうですが、 荒牧さんは2.5次元作品に対してのリスペクトと、並々ならぬ思い入れがあって 「2.5次元というジャンルの未来を価値あるものにしようとしている」 そんな風に感じます。荒牧さん自身、役者としての本格的なデビュー作がかの有名な 「ミュージカル テニスの王子様」 であることも起因しているのかな、と。やはりデビュー作は思い入れも強いのでしょう。
 荒牧さんが右膝のことを公にした当時、とんでもない人がいたものだと思いました。いくら生き残りの熾烈な業界とはいえ、そこまでできるものなのかと思いました。ただ、それだけこの世界で生きていくことを若い頃からしっかりとしたビジョンで描いていたのでしょう。
そしてそれが今は花開き、多くのファンだけでなく同業者やスタッフからも愛される存在になっています。あんなにも努力家の人が身近にいるとなると、同年代の役者さんたちにとってもよき仲間、そして好敵手であったはずです。(※手術をしないまま仕事を続けたという事を美談にする意図はありません。結果論での意見となります。)

 演劇が好きな方と話をする際、2.5次元作品というものに対して 「はいはい、2.5次元ね~」 というような反応をされる場面に直面することがあります。「なぜ 2.5次元作品はそれ以外のものと比較されてしまうんだろうか」 と少しの悔しさを感じました。(まぁそもそも比べるようなものではないのでそれ自体お門違いではあるのですが)

※なお、2.5次元舞台が苦手と公言している人にはそもそもこういった話題を振ったことはありません。人の好みは各人各様、自分にとって薬だとしても他人には毒にもなり得るという事は念頭に置いております。

 しかし、2.5次元舞台というものこそ日本演劇界が世界に誇れるものだと私は考えています。国内で有名なミュージカルとて海を越えてしまえば本場があり、日本のものなんて…と言われてしまう事がないとは言いきれません。そんな中、この2.5次元舞台というものは日本特有の文化であり、作品名だけでいえば海外人気や知名度も高いと思います。昔のアニメや漫画、そのオタクに対しての風当たりの強さを思うと、今の風通しの良さはこのジャンルの発展に適しています。
 荒牧さんは役者として作品を作り上げていくのと並行して、後輩の育成、さらには自身が舞台に立ち続けることで2.5次元舞台というジャンルの確立をしようとしているのでしょう。2.5次元舞台を楽しんできた人間として、今よりもっともっとこの2.5次元舞台演劇の更なる発展を願わずにはいられません。

『おわりに』

 後半は荒牧さんというよりも、ただの自己満語りになってしまい申し訳ありませんでした。再度になりますが、ここでの発言はすべて妄言ですので何卒ご容赦くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
 私は人様が推しを推すことになった所以を聞くのがとても好きで、ことあるごとに 「何がきっかけだったの?」 「どんなところが好きなの?」 などとおせっかいおばさんの如く聞いてしまう癖があります。
もしこれを読んでくださった方の中で、ご自分の推しについてお話を聞かせてくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。
 荒牧さんの2.5以外の舞台も観てみたいと思います。2024年、なにかご縁があれば幸いです。

※追記

 上記は荒牧さんの書籍「2と3のあいだ」を読む前に書いたものとなります。読んだ後は、荒牧さんがいかにこの2.5次元作品というものに携わる方々に対して板の上に立たせてもらっているという感謝を持ち、未来の業界に向けて努力を重ねているのかという事を知ることができました。彼にはこの先も永く心身ともに健やかに舞台に立ち続けていただきたいと思うと同時に、数々の努力が実り2.5次元というジャンルが未来に繋がって欲しいと改めて思いました。


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