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Financial Timesで英語を学習する#1

はじめに

以下Financial TimesのFT News Briefingというポッドキャストを使って英語および経済の勉強をしています。選んだ理由としては、

  1. 長さが10分程度

  2. トランスクリプトが公開されている

  3. トピックに興味が持てる

特に1が重要で、面白い英語のポッドキャストはたくさんあるのですが、30分以上のもの、または5分くらいのほんとに簡単なものが多く、ちょうどよいのがなかなか見つけられず、これに落ち着いています。3の内容についても、日本のニュースを見ているだけではわからない様々なニュースが紹介されるので、興味を持って聞けます。ただ、少し難しい話が多く、必然的に単語も難しいので、レベル次第では難しいかもしれません。自分は米国株投資をしているため、英語の経済ニュースや銘柄情報を見るのですが、単語や表現がよくわからず困ることが多いので、そういった学習の意味でもこのポッドキャストを選んでいます。

本日のトピック

コンテンツをそのまま書いてしまうと著作権的に問題あるかもしれないので、勉強になった単語、ポイントだけ書いていきます。

Futures market

we did see investors in the futures market take off or they added to bets that the Fed would be on hold in September

https://www.ft.com/content/28e0964e-f2f8-448d-9c37-82b2fdbbc703

先物市場、という意味らしい。はじめ「将来の相場?でも文法的におかしいし…」となってわからなかったので調べた。take offは相場のことなので、プラスに上昇したという意味かと。
did seeは、do/does/did + 動詞の原形の形で、意味の強調を意味する使い方。「確かに確認した、見た」ということ。orの後は文脈、または現在のアメリカの経済事情を知らないとわからないですが、Fed(FRB: The Federal Reserve Board、日本でいう日銀的なもの)が9月に政策金利を引き上げないだろう、という意味。added to bets that S Vで、SがVするという賭けに対して積み増す、ということ。このthatは同格のthatというやつですね。

本文としては、7月のCPI(消費者物価指数)は+3.2%で、依然として高くはあるが、以前に比べてだいぶ落ち着いたため、市場としては9月に追加の利上げをすることはないのでは、という見方が増えたという話でした。米国株投資をしている人からするとプラス(株価は上がる)な話ではありますが、こういう期待をもって上げて、いざサプライズで金利を上げられると暴落するので、逆に要注意かなと感じています。

go-to

So the military has become a kind of go-to force for AMLO

https://www.ft.com/content/28e0964e-f2f8-448d-9c37-82b2fdbbc703

go-toというには、お気に入りの、いつもの、頼りになる、という意味です。「一番最初の選択肢」という感じでしょうか。a kind ofは「一種の」ですが、単なる婉曲表現として使われることが多いです。日本語の「など」とか「みたいな」に近いかと。AMLOはメキシコの大統領Andrés Manuel López Obradorのことです。FTは時々こういうあんまり流通してなさそうな略語をぶっこんでくるので、ヒアリングの時は意味不明なことがあります。

本文としてはメキシコの大統領が自分の政策実現のために、最近軍部にどんどん権力と資金を与えていて、国民や各種団体の関心が強まっているという内容でした。メキシコの軍はクーデターなどもしたことがなく、災害時の対応もよいので、国民から評価が高く、今のところはそんなに大統領の人気には影響ないみたいです。ただ今まで品行方正でも権力をもって豹変するケースはあるので、太平洋戦争の経験がある日本からすると気になる話でした。


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