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それぞれのバースプラン

お産は十人十色。
タイミングも痛みもそれぞれ。
何が起こるかもわかりません。

いざという時のために
どのように出産したいかという
自分の要望、
バースプランを決めておくと安心です。

無痛分娩にしたい
水中で産みたい
夫に立ち会ってもらいたい
などなど。

できる限り
思い通りのお産をしたいのであれば
産院選びは大切かもしれませんね。

わたしは
東京・広尾にある
日赤医療センターで出産しました。

その病院を選んだ理由と
感想について
お話したいと思います。

1.近くの診療所で検診可能なセミオープンシステム

妊娠したかな?
と思ったとき、
職場の近くの産婦人科で
診察を受けました。
その後も
家と職場を往復する生活だったので
出勤前や休憩中に行ける
その病院に通う事にしました。

妊娠するまで
どこの産婦人科でも
お産ができると思い込んでいた
バカなわたし...

4ヶ月に入ったあたりで
看護師さんに
「そろそろ分娩する病院を
探しておいてください」と言われ、
焦って病院を探しはじめました。

家から近い産院を
調べてみたのですが、
半年以上先なのに予約でいっぱい...
(さすがは世田谷区!)

結局、
妊婦検診で通っていた病院と連携している
日赤医療センターを選びました。

当院は
セミオープンシステム
採用されています。

セミオープンシステムとは?

妊婦健診は自宅や職場近くの通いやすい診療所で受診し、分娩は病院や周産期センターで行うことにより、妊産婦の利便性を保ちながら、それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担で、その機能を有効に発揮させるシステム。

診察までの待ち時間が
非常に長いと噂の
日赤医療センター。
このシステムのお陰で、
32週までは
近くの小さな病院で
スムーズに検診を受けることができました。

2.母乳育児に力を入れた育児方針

日赤医療センターで出産するにあたり
ネットで口コミを集めました。

多かった情報が
「母乳育児に力を入れている」
という事。

知り合いのママから
「母乳だとミルク代がうく」
と聞いていたので、
経済的に苦しい我が家ゆえに
母乳で頑張ってみようと思っていました。

また、
栄養豊富な母乳は
赤ちゃんの健康に
大きなメリットをもたらすだけでなく、
母体にとっても
良い事がたくさんあるそうです。

実際に
完母で育児をしていて感じた
メリット、デメリットをあげてみました。

<メリット>
・お腹が空いた時にすぐにあげられる
・哺乳瓶の消毒など手間がかからない
・手荷物が少ない
・痩せる
・赤ちゃんが愛おしく思える!

<デメリット>
・乳腺炎のリスク
・人前での授乳が難しい
・乳首が痛い

私の場合は、母乳過多で
最初の頃は大変苦労したのですが...
その事はまた改めて。

ミルクよりも母乳の方が
授乳頻度は多いですが、
赤ちゃんは可愛いので
全然苦ではありません。
吸っている姿が本当に愛おしいです。

入院中に母乳育児の術をマスターすれば
右に出るものはいません。
日赤医療センターで訓練を受けて
本当によかったと思っています。

3.総合病院ならではの設備

今振り返れば、
これはわたしにとって
一番大切な事だったと思います。

生まれて初めての呼吸の時、
息子は羊水や血が肺に入り
一過性多呼吸になってしまい
すぐにGCU(回復治療室)に入院しました。

出産前は
まさかこんな事になるとは
思いもしなかった...

新生児科のある
総合病院だからこそ、
すぐに処置してもらう事ができて
本当によかったです。

お産は何が起こるか誰にもわからないもの。
胎児、母体の安全を一番に考えるのであれば
総合病院がおすすめです。

4.分娩費用

分娩費用で病院を選ぶのは難しく
場合によっては
帝王切開や急な手術など
予想だにしない事が起こり
費用がぐーんと跳ね上がる可能性もあります。

まず言いたいのは、
何が起こっても大丈夫なよう
ある程度の貯金は必要不可欠です。

東京都は他県よりも
分娩費用が格段に高い。
平均で約62万円だそうです。

貯金がほぼない
わたしたち夫婦には
とても厳しい現実でした。

わたしの場合、
自然分娩、部屋は4人部屋で
経費は出来るだけ抑えました。

それでも費用は約68万円。
出産一時金の42万円と相殺して
手出しは約26万円でした。

個室は
1日につき25,000円〜上乗せとなります。

産院によっては
完全個室でも
60万円程度のところもあるでしょう。

大部屋での入院生活は
眠れない、くつろげない、泣けない...
いろいろと気を使う事が多くて
あまりおすすめはしませんが、
同室のママ達が頑張っているのを励みに、
自分も頑張ろうという気にさせてくれます。

ひとつアドバイスすると、
大部屋を選ぶ際は
窓側の明るい部屋にしましょう。

以上、
わたしが産院を選んだ理由でした。
これから出産を控えている方へ
少しでも参考になればと思います。

最後に

お産は体力的にも精神的にも苦しい
大仕事です。

だからこそ、
バースプランは
少々わがままでもいいのではないでしょうか。

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