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「50歳からマンガ持ち込み13回」ナゼ折れずに続けられたのか?



上記記事で、
「持ち込み初回撃沈→好評価まで1年半」
と、わりとサラッと書きましたが、
実はココロはバキバキ複雑骨折、
結構サンドバック状態でした(笑)


「漫画家目指してるけど、
持込みしてみたいけど、そんなに
ボコボコになるのは無理…
ハードル高すぎ…」と感じた方も
いるかもしれません。

でも、ここまで持ち込みを続けられたのは
自分が特別意志が強いとか
鋼メンタルだったからとかではありません。

理由はズバリ、外的環境が大きかったです。



理由1、専門学校に行ってたから



同級生は、自分の子供くらいの年齢が
ほとんど(自分は子供はいませんが😅)。

年齢に関係なく毎日マンガ談義したり、
好きな作品を貸しあったり、アツい熱い。

入学前から担当がついている生徒もいて、
周りが頑張ってるから負けてられない。
すごくいい刺激になりました。


理由2、学校の方針



ウチの専門学校は、
「作品完成→主要5社持ち込み→授業で報告」
までがワンセットという実践主義で。

「大体1作目はボコられるから、
安心して(?)行ってきなさい~」というのが
個別作品指導の先生の方針で。

結構満身創痍になりますが(笑)、
そこからが勝負と思って踏ん張っています。



理由3、マイルストーンが自動的に決まる


大まかに設定されていた目標はこんなカンジ。

1年生 入学~夏休みで1作
    秋~春休みで1作
2年生 夏休みまでに1作
    秋までに1作
    卒業までに1作

このスケジュール感で、
2週間に1度の授業のたびに
現役の編集者でもある先生から
アドバイスをもらいながら
進めていきます。

そうすると、大体いつくらいまでに
プロットやってネーム作って
下描きして…といったマイルストーンが
自動的に決まってきます。

さらに、毎週チューターからも
進行状況チェックが入ります。

もう何かやらないといたたまれない(笑)


あえてそういうスパルタな環境に
大金払って自分を放り込んだ
というのが大きかった
ですね。


特に私は発達障害・睡眠障害で
タイムマネジメントが
めちゃくちゃ苦手なタチなので、
完全フリー状態では間違いなく
昼夜逆転→徹夜で辻褄合わせの
悪循環に陥っていたと思われ。

規則正しい生活の枠組みがあって
確実に技術の底上げが出来る
というのは合っていたと思います。


専門学校行けば解決?



ただ、「何だ、専門学校行ってれば
誰でも出来るのか」と言うと、
そうではないです。

外的環境に必死になって
食らいついていこうとするか、
自分なんて出来ないと諦めるか、
ココが重要な分かれ目。


ハッキリ言ってしんどいです。

私、最初はほとんどの科目に
全然ついていけませんでした。

クロッキーやデッサンは毎回拷問、
デジタルパースのやり残し部分は
自宅でホントに文字通り
泣きながらやってました(笑)


でもそうやって取り組むうちに、
クロッキーも苦痛ではなくなり、
いまやデジタルパース背景を
描くのが楽しくなってきて、
漫画のグレードは見違えるように
上がりました。


なので、逆説的かもしれませんが
外的環境は関係ないです。


そして、才能も最終的には関係ない
と敢えて言いきりたい。


自分なりの努力をできるか、
自分を変えることが出来るか、
それがすべてだと思います。

専門学校でもフリーでも、
働いていても主婦(主夫)でも
学生でも、どこにいたとしても。



そういう意味で、
同志の存在は欠かせぬものでした。



理由4、note・Twitter・mocri
で繋がる




とにかく日々の作業で一緒に
頑張れる仲間がいるのは有難かった!


また、Twitterでも発信を続けるうち、
私よりもっとすごい回数めげずに
持ち込み続けている漫画家志望さんと
知り合えたりして、とても気合いが入りました。


そして、原稿作業で
note更新が止まったりしても、
固定記事を読んで
応援してくださったり、
繋がりがどんどん増えていくのが
すごく心強かったです。


そうした方々と出逢えるのも、
己を晒して踏み出し続けてるから。



これから持ち込みの方は、
まずは小さくても一歩踏み出す。
そこから始めましょう。

いってらっしゃい!
お互い頑張りましょうね~!!




ちなみに:ビギナー手取り足取りあんしんガイド



持ち込み時のよくある不安
「電話どうやって掛けたらいいの?」
とか、今さら聞けない疑問にも
なんとジャンプ編集部さん自身が
懇切丁寧に答えてくださってるので、
初めての方はご一読をおススメします😊




※ノラ猫ポチさん、いつもヘッダーイラスト拝借してます。有難うございます!(^^)!

後押しいただけたら、地の果てまで頑張れそうな気がします…!