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引き裂かれた五輪。それでも、「スケーターはすべてをもっていっていい」のです。


閉会式を見ながら書いています。

無数の努力が結実し
たくさんの歓喜と涙を
共有できたと同時に、
たくさんの人が傷つき
引き裂かれる現実を見た
オリンピックだったと感じます。


失意のまま、エキシビションにも出ず
無言でロシアへ帰国したワリエワ選手。


フィギュアスケート団体戦の表彰式は
結局いつ行われるかわからないまま、
選手たちは北京を去ります。


祝いたいのに、
心から喜べない自分がいる。

2度と来ないこの日に、
若いアスリートたちに
取り返しのつかない思いを
させてしまうオリンピックって何なのか。


大仰なことは言えません。

それをわかった上で、
ひとつだけ言えるとするならば。


フィギュアスケート選手全般への
渾身の愛を込めて綴られている
高山真さんのこの言葉をご紹介して、
選手へ捧げたいと思います。


「スケーターが信じている世界、
スケーターが打ち込んでいる世界を、
部外者である私も好きだけど、
その世界の壁を打ち破ろうとする権利も、
打ち破ったときに与えられる栄光も、
すべてはスケーターだけに与えられればいい」

「スケーターはすべてをもっていっていい」のです。

「羽生選手は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界」高山真 著より


平昌オリンピック前の発行なのですが、
羽生選手だけでなく多くの同時代の選手や
レジェンド選手にも惜しみないリスペクトが
注がれていて、今読んでも色褪せない内容ばかりです。
ご一読をおススメします!



選手たちが積み重ねてきた日々、
それによって得たものも失ったものも
手に入れたかったもの、
求めても手に入れられなかったもの、
得難い財産すべて、
選手だけのもの。

私も思います。

その日々が損なわれることはない、と。


どうか、たたかいの後の夜が、
等しくやすらげるものでありますように。


今日までに得たすべてが、
これからの道を照らす光となりますように。




本当お疲れさまでした。
本当に本当に有難う!!!



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後押しいただけたら、地の果てまで頑張れそうな気がします…!