ファミマ AIで発注支援

 ファミリーマートは2023年度中に全国約5000点のFCチェーン加盟店に発注業務を支援するAIアシスタントを導入するそうです。
 AIが店舗ごとの状況を分析し、売れ筋の商品を提案する事で、商品発注の精度を高めて売り上げ拡大につなげる事が狙いです。
 コンビニ市場の飽和感も指摘されるなか、テクノロジーを活用して収益を向上させる動きが広がっているようです。

 システムは、ファミリーマートの親会社の伊藤忠商事が少額出資するAIの企画開発スタートアップのクーガーのAIアシスタントを仕様変更しています。
 2023年1月から東京都内の1000店で導入し、順次全国に拡大していきます。

 システムは、オーナーの経験や興味、性格を学習して、売り上げ増加につながるデータを自発的に提示します。例えば、競争意識の強いオーナーであれば、同じ地区の店舗の売上高ランキングを表示し、順位が上がるように支援する、などです。

 今回の背景として、コンビニの競争力の指標となる平均日販の伸び悩みがあるようです。新型コロナの影響もあり、2019年の売上を超えない状況が続いているなか、最低賃金の上昇や電気代の上昇などで、加盟店利益の目減りが続いています。店舗数が頭打ち状態になりつつあり、新規店舗を期待できない以上、メーカーとしても店舗当たりの売上拡大に向けて支援したい、という状況のようです。

 なお、他のローソンやセブンイレブンでもAIを活用した改善は進めているようです。

考察
 AIをもとに店舗にレコメンドする方法は面白いと思いました。
 開発費やランニング費等も必要になると思いますが、メーカー側の社員
負担が減り、店舗収益増となれば回収できると思いました。


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