日米2プラス2

11日にワシントンで行われる日米2プラス2(外務・防衛担当閣僚会議)で「宇宙」も対日防衛義務の範囲に盛り込む方向で進められています。

背景
 宇宙を盛り込む背景は、各国が軍事利用の動きを活発化している事です。
 宇宙に対し、特に中露では、軍事的優位性を確保する為、他国の宇宙利用を妨げる能力を高めています。
 宇宙にある衛星と地上の通信を妨害したり、衛星を破壊するミサイルやレーザー兵器や、衛星に近づいて攻撃するキラー衛星を開発している、との見方もあります。

理由
 ウクライナ侵攻でもミサイル発射や無人機利用など、宇宙の軍事利用の重要性が再認識されました。

 台湾有事をにらんだ日本の無人機利用にも衛星が不可欠となります。
 22年12月の国家防衛戦略で決めた、長距離ミサイルや電磁波・無人機を用いた防衛には衛星による情報が必要。

今後の動き
 米国は19年に宇宙軍を発足させ防衛体制を拡充しました。日本も宇宙作戦隊を新設しており、今後は航空自衛隊を改組して「航空宇宙自衛隊」を設置する方針を掲げています。




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