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UiPath多めの2022年振り返りと最近よく思うこと

はじめに

こんにちは。きたむら(@ki0307)と申します。
新しいもの得意めのSIer(UiPathのパートナー企業)で、お客様に対してUiPathの導入・展開の支援をしています。開発者というより管理者寄りです。2017年からUiPathに触っているので、割と古株です。最近(22年11月現在)はsilent(silent - フジテレビ)にはまってます。

この記事は、Qiitaのアドベントカレンダー(UiPath Advent Calendar)向けに書いてます。アドベントカレンダーってなんやねんと調べるところからスタートしてます。勇気を出して12/9で登録したのに、わたなべしゅんぺいさん(@ShumpeiWatanabe)という営業強めの人に12/1空いてますよ?トップバッターお願いしますよ、というプッシュに負け、11/26からひーひー言いながら書いてます。しゅんぺいさんのおかげでTwitterも見る専門から5年ぶりにつぶやいたりしてます。毎月LINEMOのギガが月の途中で切れて困っているけどまぁしょうがない。

今年度の目標(正確には22/4〜23/3の目標)

みなさんは個人的に毎年の目標を立てたりしますか?私は立てます。言うても、概ね会社のMBOに紐づけてですが笑。今年の目標は以下のようなものでした。まだ終わってないけど。

  1. これまで案件対応ばかりやっていたので、講演とかのチャンスがあったらチャレンジする(発信する)

  2. ロボットしかやった事ないので、アプリ作る(ロボット作ったことなくて、頭でっかちの工程にうるさい人達の気持ちを理解する)

  3. プロボノとかちょっと興味あるから覗いてみる(社会貢献)

1.は達成しました。2.は途中までやっている。1-3月に完了させたい。3.は説明会とか参加してみたけど、おれはやっぱり興味ないかもとやめました笑。

それ以外に今年は初海外出張だったり、コミュニティにすこーし参加してみたり、初体験多めの年になった気がしています。

FORWARD 5 in Las Vegas

会場の感じ

2022/9/27-2022/9/29でUiPathのフラッグシップイベントがありました。詳しくはしゅんぺいさんのnoteをご覧ください。

ラスベガス行く前

会社で偉い人優先でラスベガス行ける行けないを確認していて、偉い人が全然行けなくて、現場にチャンスがまわってきました。いや、マジで行けるなら行くしかないでしょ、という思いで「行けるなら行くしかないんですけど」と上司に伝えました。あれよあれよと決まりました。ラッキーすぎる。そして、やっぱり、手を挙げるのも大事!だなぁと思いました。

事前にJapan Tourに参加される方と懇親する機会がありました。一緒に仕事しているよっしー(@myoshidan)がますみん(@masco_o)経由で誘ってくれました。これまでつながりのなかった色々な立場でUiPathをガチでやってる人と会話して、色々な話が聞けて、とても良い時間でした。みんな悩み一緒だなぁ~とか。そしてラスベガスに行く心理的なハードルが下がったのも事実で、よっしーとますみんに非常に感謝してます。コミュニティに対して毛嫌いしていたというわけではなく、単に忙しくて後回しにしていた、という状態だったので、誰かに誘ってもらって、仲間に入れてもらえるということはとてもありがたいことだなぁと思いました。

ラスベガス行った後

(全体的な感想はUiPath FORWARD 5 Japanと一緒に)

まず、会場が広かった笑。日本のFORWARDは全参加している記憶ですが、会場が日本より全然広かったです(でもSalesforceのイベントはもっともっと全然広いらしい。がんばれUiPath)。前日にUiPathパートナー向けのイベント、Partner Forwardがありました。その時のロブ(UiPath Co-CEO。すんません、ロブって書いちゃいます)はリラックスしているように見えました。ロブは時々考えながら、丁寧に言葉を発しているようでした。英語なので、ちゃんとわかってなくて、私の理解が違うだけかもしれませんが笑。

翌日、本番のイベントのロブは完全に別物。NYSEに上場している会社のCo-CEOとして、磨き上げられたプレゼン。シンプルにかっこよかったです。

映っているのはロブじゃなくてダニエル

おまけ:円安とカジノ
30,000円を空港でドルに換金したら204ドルになりました。円安恐るべし。帰りの飛行機の集合時間30分前くらいにカジノに立ち寄ったら、手元に残っていた180ドルが10分でなくなりました。運命のルーレットがどんどんドル札を吸い込んでいきました。さすがラスベガス!!

UiPath FORWARD 5 Japan

ラスベガスから1か月弱遅れて日本でイベント。

個人的に楽しみだったのはSMBCグループCEOのお話。SMBCは個人でも利用しているし、アプリも使いやすいし、アプリどんどん良くなるし、デジタルが進んでいる印象。そのCEOがしゃべってくれるので、楽しみにしてました。案の定これでもかという感じで、突っ走っている感を見せてもらった気がしています。

あんまり写真撮ってなかった。これしかない

2つのイベントに参加した感想

Day1(会場でいくつか観て、観てないのはアーカイブ配信)、 Day2を時折1.5倍速にしながら全部観た感想は次の通り。

  1. UiPathはRPAのツールからAutomationのプラットフォームへ明確に進化

  2. これまでの領域は全方位進化(ついていくのが大変)

  3. 新しい領域、コミュニケーションマイニング(Re:infer)はまだ先な気はするけど楽しみ

1.が個人的にはとても納得感があるというか腹落ちした内容でした。RPAは持ってあと2, 3年でしょ?と、RPAはよくわかっていないけどIT業界長い人が言う事があり、そう言われる気もするし、そうではないよなと現場で案件まわしている側としては思っていました。それを上手く言語化出来ていないでいました。確かにAWS, Azureのようなクラウドのようにめちゃくちゃでっかく盛り上がる気は全然しない。だけど、作ったロボットは資産だし、なくなるはずがないし、続いていくはず。全社展開2,3年で工数の大きな業務はRPA化され、業務ディスカバリーは確かに難しくなりそうですが、その間にシステムリプレイス等あれば、また新たなロボットが必要になる。ロボットはデータ移行にも使える。あと20年したら全てのシステムがきれいに繋がり、くだらない業務はなくなるのかもしれないが、まだまだRPAは必要だろう。そんな感じで思っていました。

RPAからAutomationと言われると、非常に腹落ちです。Automationはまだまだ続きそう。私はUiPathの社員ではなくて代理店に所属しているので、製品や市場動向をフラットに見る視点が必要ですが、そうだよね、と。

コミュニケーションマイニングもそういう意味では単にAutomationの一部であって、何かの課題があった際に、あれならイケるじゃん、という選択肢であって、提供する側はそれを適切に理解しておく事が必要かと思っています。

Automationをガチでやる会社とそうでない会社で差が出るか、やっぱり単なるパッチワークでそんなに差が出ない、むしろコストを垂れ流していただけ、なのかどうかはまた数年後の答え合わせなのかなぁと思います。今はまだ全体として答えを出せる段階ではないのかなぁと。

個人的には大胆にやっていくほうにベットして、がんがんやっていきたいなぁと、モチベーションがあがる機会となりました。

RPAの開発をはじめたばかりの人へ

唐突に別の話題へ笑。誰が読んでくれるのかわかりませんが、最近横で見ていて色々と思うことが多いので、書いてみます。現在は管理する側、支援する側がメインですが、1.5年くらいはStudioでガチでロボットを作っていました。今もぱっと、これあったらいいじゃん!的なアイディアが思いついて、作ることがありますし、新しいバージョンが出たら率先して触るようにしています。
最近作ったお気に入りのロボットは分数(minute)とURLをいれて、その分数後にURLを開いてくれるロボ。URLにはZoomやTeamsのURLをいれます。あと28分後にMTGだけど、それまで集中して作業したい!だけど28分後の打合せが気になってソワソワするという時に使います。28分後にそのURLを開いてくれて、無事Web会議に遅刻せずに入れます。(Teamsは誰かが会議を始めてくれるとポップアップ出てくれてわかりやすく良いのですが、他は明示的に入るのが結構一般的ですよね。)
私はラッキーで、2017年7月頃に●i●Robo!からUiPathへのリプレイスを担当しまして、その際にはプロジェクトリーダー的な感じで、UiPathでロボットを作る事はSIerさんがやってくれました(当時はユーザー企業にいました)。お前もロボット作れるようになれという上からのお達しのもと、やろうとしたけど、業務時間は他の仕事で本当に時間が取れず、プライベートも家事育児で忙しく、5カ月くらいは合間でUiPath Academyをやってわかった気になる、というのを繰り返していました。12月頃にたまたま運もあってそれまで担当していた業務が片付いて、UiPathの仕事に専念する時間が生まれました。またラッキーなことに上司の友達が副業で作るのと教えに来てくれる、ということがあり、その方は元々Javaの開発者で、何でもわかっているスペシャルな人で、非常に良い環境に恵まれました。その人はUiPathは半日でわかったらしいです。そこから3ヶ月、推進しながら、自分も合間で作るという感じでした。集中できる時間とスペシャルな先生の存在は、自分のキャリアの上でラッキーかつ上司には頭があがらない時期となりました。ただし、超絶勉強はしました。3か月ずーっと考え事をしていて、頭が痛かった事を覚えています。受験勉強の次に頑張ったかもしれないです。ということで私も一応普通にRPA開発出来たりします。そんな私から、いま少しRPA開発(UiPath限定)にこなれてきた人に向けて。

セレクターとか、変数とか、そういうものが段々わかってきてより高みを目指そうと考えたときには、もっとキレイに、保守性が高く作るにはどうしたら良いか?という発想になるかと思います。私の答えは迷わず1つで、UiPathの世界を飛び出して、より高度といえるプログラミングの勉強に移行した方が良いと思います。最初は苦しいかもですが、簡単なロボットを作れるならば、いけるはず。オブジェクト指向とか、設計とか。↓とか何度も読みました。最近第3版が出ましたね。

超著名なこいつ↓も何度か読みました。

最近、はてなブックマークでよい感じのまとめも見つけました。

Progateとかでちょろっと課金してPythonの書き方とかクラスとか、ちょっと理解してみようと手を動かしてみる。それだけでも違います。アプリを作るとなるとまた違った知識(MVCモデルとか、その他色々)が必要だそうでまた別物の知識となるので、そこはちょっと違う気はします。ロボを作りたいならば、まずUiPathでがんがんやってみる。その後、どこかで保守性を高めたいな、もっときれいに書きたいな、とかになったらそういう本を読む。その後また手を動かす。そんな感じで螺旋階段を登って行く感じでやっていくと、能力が向上していくと思います。UiPathで閉じていて勿体ないなぁと思う人を何人か見ているので、その人向けに書いた次第です。Updateするにはインプットするしかないよと。

最後に

みなさん色々あると思いますが、今年もお疲れ様でした。来年も頑張っていきましょう!そろそろコロナも完全終了で、人と会って話して、飲んで楽しむ機会が増えていく感じかと思います。それを切に願って、次書く機会は次のアドベントカレンダーになっちゃう気を胸にしまいながら、本記事を〆たいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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