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計量のススメ  ハイボールを嗜む

ハイボールにハマる

ハイボールをよく飲むようになった。

前は日本酒だった。そして太った。
凝り性の私は、無数にある銘柄を端から試さないと気が済まない。
各銘柄を毎日飲む。そのせいで、次の日と体型に響くようになった。

これは、身体にも社会的地位にも良くないと、しばらく酒を断ったが、お酒のない生活は灰色だった。
やはり現実は、ある程度隠されていなければ辛くなる。

ということで、まだしも蒸留酒が良いだろうということで、ウィスキーに手を出した。
飲み方はソーダ割り、つまり、ハイボール。

計量のススメ

最初は、適当にその辺のコップに注いで、家の冷蔵庫の氷を使って、箸で混ぜて作っていた。
でも、いい店で飲んだ味とは明らかに違う。

形から入る私は、4つのアイテムを揃えることにした。

薄張りのグラス、マドラー、メジャーカップ、ロックアイス。

もうこれが、劇的に味が変わる。美味い。
おおよそ、3倍から4倍の間に炭酸で薄めてハイボールにするが、ちゃんと測るとマジで美味い。
やってない人は、是非試してみてほしい。

お気に入り銘柄

好きなウィスキー銘柄は、下記のようなもの。どれも比較的お手頃かと思います。
というか、バカ舌の私には、どれでも美味いということかも知れないので、参考にならないかも。

・ジョニー・ウォーカー ブラックレーベル12年
少しの甘みと、仄かなバニラ香が漂う、品の良い、誰にも勧められる美味しいハイボールに。ジョニハイなどと、昔は呼ばれていたそうな。

・アイラミスト8年
ブレンデッドスコッチで、その原酒の1つがラフロイグと同じもの。程よくスモーキーに香り、甘みの余韻やキレとのバランスが良い、少し大人のハイボールに。

・ボウモア12年
これも、アイラ系とは思うが、もっと複雑な香りで、甘みも乗る。スモーキーさは控えめで品が良く、苦手な人も美味しいと思うのでは。
アイラの女王とか呼ばれているそうな。そのあだ名を付ける気持ちはわかる。

・アードベッグ ウィービースティー
これもアイラ系で、中でも強烈なスモーキーさ。ハイボールにしても、焚き火後みたいな香りが口に残る。クセは強いが、癖になる味のハイボールに。
正露丸とかいう表現も見るけど、私はただただスモーキーに感じた。ロックにも挑戦したが、ギョッとする強烈さだった。割って飲めば美味い酒。笑

・ビッグピート
マンガ調のオッサンの絵がインパクトあるアイラ系のブレンデッドウィスキー。
アードベッグも入っているだけあってスモーキーさを強く感じるが、
潮の香りや甘みもあり、香り・味とも豊かなハイボールに。美味しい。

・タリスカー10年
アイラ系の中ではライトめ、ただ最後にピリッと辛さがあるのが特徴。
ハイボールにすると、スモーキーさは少ない代わりに、爽やかさと後味のキレよさが際立つ。
これが潮の香りというやつなんだろうか。
ビールで言うと、スーパードライみたい。とにかく爽快。

ということで、分かる人は分かりますね、私はアイラ系のモルトが好きです。

ソーダ割りなんて、勿体ないという声も聞こえる気がする。
その通りですが、ちゃんと色んな割り方、ロックでも試しています。
でも、ソーダで割って良さが消えるものでなければ、やっぱりハイボールが好きかな。
作る時間も楽しいし。

オススメの作り方

ということで、最後に私のハイボールの作り方を。素人なので、参考程度に。

・薄張りのグラスに、ロックアイスを半分ほど詰める。
・浄水を注いで、ひと回し、氷がパリッパリっというのを聞いたら、水を捨てる。氷を和らげる作業。
・メジャーカップで、45mLのウィスキーを計量し、グラスへ。
・マドラーでとにかく混ぜる。氷とウィスキーを馴染ませ、しっかり冷やす。50回は混ぜる。
・140〜180mLの強炭酸水を注ぐ。氷になるべく当てずに、ひっそりと。
・マドラーで、グラスの底に向けて氷を一突き。再び浮いてきたら、出来上がり。炭酸抜けないように、割った後はもう混ぜない。

と、こんな感じ。
メジャーカップやマドラーは、雰囲気作りなので、別のもので代用できそう。
薄め、濃いめの好みはあると思うので、炭酸水の量はお好きに。
ウィスキーによって、少し割合は変えたほうが良いこともあります。
そうして、作り方を決めておくと、味が安定するので、ウィスキー同士の比較も楽しくなります。