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ウマ娘2期Blu-rayウマ箱2の特典映像への想い

※注意
ここではウマ箱2の特典映像『ウマ娘ゆかりの名馬を訪ねて』についての批判的な発言を多くしております
見たくない方はブラウザバックを推奨します








先ほどウマ箱2に収録されている特典映像である『ウマ娘ゆかりの名馬を訪ねて』をすべて見終わった
正直な感想は
「う~~~~~~~~~ん...」
である
ぶっちゃけウマ箱2は買い損だったなぁと思ってしまうレベルである

あまりにも納得がいかなかったためここで文章化してこの思いを昇華していこうという魂胆なのだが
大前提として私は無類のウマ娘好きで
作品へのスタッフの愛の注ぎ方に多大なる尊敬を持っているということを留めておいてくれると助かる
まあ、要は面倒くさいウマ娘ヲタクが納得いってなくて思いをぶちまけているのだとあざ笑ってくれて問題ない

与太話はほどほどにして早速本題に入っていこうと思う
ざっくりと納得いかなかった点を以下にあげつらっていく

・1期Blu-rayウマ箱の特典映像との温度差
今回ウマ箱2を絶対に購入したいと思っていた一番大きな理由は
「ウマ箱(アニメ1期の円盤)に収録されていた『ウマ娘ゆかりの名馬を訪ねて』がまた見られるから」
であった
ウマ箱に収録されていた映像はアニメ内でも解説役をしていた元ジョッキーの細江純子さんがウマ娘のモデルとなった馬が育った牧場へ足を運び、関係者と対談をしつつ競馬やウマ娘の深さを競馬初心者にもわかりやすく伝えていくというものである
当時ウマ娘にハマっていた私は競馬のことなど何もわからなかった(ダートやマイルなどのレースに種類があることを知らなかったレベル)
だが、この映像を通して、アニメに登場した馬たちがどんな活躍をしていたのか、どんなキャラクター性を持っていたかということを深く知ることができてとても感動したのだ
競馬特有の用語や分かりずらい内容を丁寧にテロップで出してくれたり
ウマ娘たちのモチーフの紹介(スペシャルウィークのおかあちゃんについての説明等)を織り交ぜてくれたり
室内での対談の合間に牧場全体や厩舎の映像を流し見ていて飽きが来なかったり
とにかくわかりやすく丁寧に作られていてテレビに張り付いてみていた

しかし、ウマ箱2の特典映像はというと...
変わらず細江さんが牧場へ足を運び関係者と話すというスタンスはそのままだったが、全体的に尻すぼみな内容になっていた
ウマ箱の時とは違いトウカイテイオー・メジロマックイーン・ビワハヤヒデとすでにこの世を去ってしまっている馬の紹介をしているということもあったが
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①細江さんが牧場に着く(お墓の前に行く)
②関係者とまったり当時の思い出を語る
終了
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知らない人の同窓会の映像でも見せられているのかと思ってしまう内容で、とにかく映像に強弱があまりにもない
(メジロマックイーン編を前後編に分けたのも正直ネタ切れしているのかと思ってしまうレベル)
ウマ娘1期はお世辞にも万人に受けた作品ではなかったが、確実にコアなファンは存在しており(かくゆう私もそうだが)
そのファンを大事にして作品を作ったり特典映像を作っていた印象を受けていたが
ウマ箱2では2期もありゲームも始まり爆発的な人気を博した中で、とにかく作ろうという思いが先行してしまっている感が否めなくなっている
コロナの影響で牧場内を自由に移動できなかったのかもしれないが(それが大きな理由であればコロナ赦すまじ、で終わるのだが)
とにかく見ていてドライな印象を受けてしまった


・編集の粗さ
とにかく編集が粗い
動画編集したことがない新入社員が突然上司に「とりあえず編集して」と言われて作ったレベル
会話中のテロップがない(動画垂れ流しタイプ)
用語の解説も不十分
動画のカットが雑
内容としてかなり情報量が多いものとなっているため会話(音)だけの情報だけだと言っている意味が分からなかったり頭に入ってこず、結果的につまらない内容になっている
せっかく実際に馬に乗っていた元ジョッキーの細江さんとその馬をリアルタイムで一番近い距離で見たきた関係者が話しているあまりにも貴重な映像なのに何も伝わってこない
趣味レベルだが動画編集をしている自分でさえも「この編集は粗すぎるな…」と思ってしまう
その映像を1万円以上払って見ていると思うと本当に無駄な買い物をしてしまったと思ってしまう
本当に残念で仕方がない


・視聴している層が把握できていない
ウマ箱2の1巻の特典映像からウマ箱の時とのギャップで違和感を感じていたが
決定的だったのはウマ箱2の4巻の映像特典である『ビワハヤヒデ編』であった
ここでは、芦毛の馬としてタマモクロスを紹介するために桜舞馬公園の墓碑を訪ねるところから始まるが
そのあとは突然の会議室
そこからビワハヤヒデの牧場関係者ではなく競馬好きのゲストと思い出を語る内容となっている
ビワハヤヒデが育った牧場に行かなかったのはコロナの影響だと思うのでそこは問題ないのだが
ゲストが大問題である
ゲストは純烈のリーダーである酒井一圭さんであった
登場した瞬間に頭の中で??????が目まぐるしく踊りまわった
トウカイステップよろしく
どうやら無類の競馬好きで独自の予想方法を編み出し数多くの競馬番組にも出演してるらしい
それを聞いた時の感想は
「で?だからなに?」
ここから雲行きが怪しくなるのだが極めつけは
ウマ娘のアニメを見たことがなければゲームもしたことがないということだ
上記の内容について強く批判するつもりはないが
この特典映像は『ウマ娘』が好きで円盤を買っている人が見ているのにも関わらず、ウマ娘を何も知らない競馬好きの有名人を呼んで思い出を語っているのだ
一体何を見せられてるの?
コロナのせいで牧場に行けなかったのであればそれは全然問題ないのだが
それであればリモートでビワハヤヒデが育った牧場の関係者と会話すればよかったのでないだろうか?
酒井さんを悪者扱いする気はないのだが、隙があれば紅白の話や(申し訳ないが)わかりづらいたとえ話が散見されて、酒井さんのイメージも落ちてしまうような内容であった
そこに関しては映像の編集やディレクションの問題だからそちらが悪いのだが
この映像を見て分かったのは
円盤を買っている、特典映像を見ている人がどのような層なのかを製作者側が理解できていないということであった
思い返してみるとウマ箱での特典映像では比較的【ウマ娘】の話をしてくれていたが
ウマ箱2では【馬】や【競馬】の話が中心になっているのである
私が好きだったウマ箱での特典映像はあくまでもしっかりと【ウマ娘】を土台として映像が作られていたのである


このように様々な点から正直面白くなく損をしたと感じてしまったのである
ウマ娘が人気になってきてお金を作れるコンテンツになってきた中で製作者の人員が変わり、お金にしか考えが及ばない人が今回の円盤を手掛けたのかと邪推してしまうレベルに

今の時代、アニメ本編はアマゾンプライムなどのサブスクに加入すればいくらでも見られるようになっている中でどのように円盤を買ってくれるかを考えるのが急務であると思うのだが
そんな中でウマ箱2は異例の大ヒットをしニュースになるレベルだったが、結局はゲームの特典目当てが大半を占めていただろう

あくまでも円盤を売るために、お金がかかわってくる内容の中でこのような特典を付けることは悪いとは言えないが
商品の一番の目玉である「映像」というところでもっと力を入れて欲しかったなと切実に考えてしまう出来事であった


一体どれだけの人が最後まで読んでくれているかわからないが
最後まで目を通してくれてありがとうございます
純粋にウマ娘というコンテンツを楽しんでいる身からの些細な、でも切実な思いを書き殴りレベルではありますが書かせていただきました
願わくばアニメ3期があったときはより良い特典映像を見られるように祈ります

それでは



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