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「"人に影響"の前に"自分に影響"を」 podcast 「独立後のリアル」を毎週配信で体験したこと by はっしー

この話はこれからpodcast配信など、発信をしようとしている人に向けて書いています

明日2021年12月17日に「独立後のリアル」は87回目。コロナでできた広大な時間のスペースを埋めるため2020年4月に始めたpodcastは元旦含めて休まず配信。Radioノリで独立を通して楽しい生き方の何かヒントでも伝われば御の字、そんな脱線、雑談もあるトーク系番組。コーチという職業で独立している”けいこ”と”はっしー”で番組を作っている。

爆発的な視聴数や反響、総合ランキングの上位に入るわけではないがエピソードごとに感想やコメントもあり、実際にリスナー参加で収録もしたり。それなりに面白い出来事や成果もあったが、発信することについて自分(はっしー)の考えが変化してきたことがある。

「podcastで発信=誰かに伝える、影響を与える」ことなのか?

「何かを発信することは誰かに何かを伝えたり影響を及ぼすこと」と言えるけど、実際はそんなにすぐに人に影響を与えたり、反響がすごいということが起きることは少ない。

他人から「そんなことやって何になるの」と言われることもあるし、言われているような気になることもある。

実際僕らも直接そこから収益を得ているわけではない(人となりが伝わるという意味でコーチという本業のサポートにはなっているかもしれないが)。その割に結構時間がかかったりもする。収録音声や編集なんかに凝り出したらそれこそ沼。こう聞くと発信することを躊躇したり、「もっとプランとして洗練されてから」と思っても不思議はない。僕も同じことがよぎったこともある。

でもpodcastを発信することは間違いなく僕を活性化させる。もちろん人に影響をしている部分は多少なりともある。

分かったことは、発信することは「誰かに向けて何かを伝える」ことであるのと同時に「自分に向けて何かを伝える」ことにもなる。

誰かに影響するのと同じく、自分にも影響を及ぼしている。

ちなみに僕らの番組収録は基本一発どりで細かいシナリオなし。聞き返すと毎回満足いくものばかりではないけれど、それも含め自分に影響を与えている。

「この話は自分にとって本当に大事なのか?」
「それともそこまでしっくりきていないのか?」
「一般的に良いということで、それらしく言っているだけなのか?」

要は自分にとって何が大事か?自分が何者か?
発信することで、頭で理解というより体感として感じることができる。

podcastの配信は文字で書く以上に自分の気持ちが如実に出る。例えば僕の場合、過度なポジティブ思考みたいなことに対して毒を吐いている時にイキイキしていることがよく分かる。変にポジティブにしようとすることがとっても苦手。逆に言えば「ポジティブもネガティブも両方あるでしょ、人なんだから。無理やりポジティブにしなくても楽しくやっていけるよ。」ということがすごく言いたいことだということがはっきりしてきた。
何度も何度もこういったシーンが配信することで現れるから面白い。

発信すると自分のことがよくわかる。
「他人からの反響」の前に「自分からの反響」がある。


本業がコーチということもあるが、自分のことがわかると無用に世の中に振り回されないでいられるようになる。自分があまりにもわからないと世の中にどんどん振り回される。

独立したら人脈が大事だという周りからの声に影響されて、行きたくもない異業種交流会などに参加、疲弊したりしながら「いろんなつながりは大事だからそういう機会は常に大事にしたほうがいいよ」

と他の人にも自分がいいと思っていないことを伝えてしまう。
自分が気に入ってない商品を誰かに売るような仕事したい?
podcast配信も同じ側面があると思う。

自分が本当に話したいことを発信したら、反響があってもなくても自分についてよくわかる。経験済み。

もちろん多くの人に聞いて欲しければ、自分のことを分かった上でどう伝えることが必要か?を工夫すればいいと思う。そのことは全く否定しない。僕たちもそのために参考にしているpodcastもある。

きっと僕らの番組を聞いて、面白いという人もいれば、「何か意味あんの?」って人もいて、実際そこまで大きな影響や世の中を変えたりしてはいないけど、自分の輪郭がはっきりするだけでも面白いプロセスだなって思うので発信として気軽に初めて見て欲しいなといろんな人に言って回っている。
これは1年半以上続けられた秘訣でもあると思う。

podcast配信、いろんな意味で本当にオススメ。

最後に、僕に対してのリスナーさんの感想やコメントの多くは「はっしーの毒を吐く感じ」に対してのものが多い。本来の自分は結果、他者にもよく伝わる。

このことについて、2人でも話しました。
音声でも聴いてみてください。

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