ACC2019展へ
昨今のコロナ騒ぎで心身共に疲弊していた。
観たいものや食べたいもの、行きたいところ、
自分の好きなものが何なのか、
いまいち分からなくなっていた気がする。
そんな中で久しぶりに、行きたいという感情が
湧き上がった場所があった。
アドミュージアム東京。
初めて訪れたのは2年前、
高校の部活仲間とTCC2018展に行った。
広告の面白さに完全に魅了され、没頭し、
時間が一瞬で過ぎたことを覚えている。
東京に来てよかった、と思った。
1年前くらいだろうか、
ひょんなことから仲良くなった高円寺に住む男性と
2人で訪れたこともある。
あまりはっきりと覚えていないけれど、
その人は映像の制作会社で働いていることから
専門的な視点から話していたような気がする。
最近、何気なくInstagramを見ていたら
アドミュージアム東京のアカウントが
ACC2019展の開催告知をしていた。
行きたい、と思った。恋人を誘ってみた。
初めて私から、行きたい場所を提示した気がする。
5連勤を乗り越えて土曜日。
営業時間短縮で観覧時間が16時までだったのだが、
到着したのが15時過ぎ。恋人が広告にそんなに興味があるかも分からないし、1時間弱あれば十分かと
思っていたが違った。見始めて一瞬で、
閉館10分前のアナウンスが流れて2人で驚いた。
カロリーメイトの受験のCMで、
受験期の村上虹郎が家で親に反抗し、
部屋をめちゃくちゃに荒らすシーンがあった。
それを観た恋人が、俺もこういう時あったな、と
自身の大学受験時代の話をしてくれた。
この人と来てよかった、と思った。
全く時間が足りなかったが、
また来ようということで渋々退館。
これだけのものが入場料無料なんだからすごい。
今回のACC2019展での私の1番の収穫は
"注文を間違える料理店"という取り組みに
出会えたこと。やっぱり私はこういう優しい仕事が
したいと心から感じて、家でYouTubeを観ながら
大号泣してしまった。
心を揺さぶられる、自分がやりたいこと好きなことを思い出せてよかった。
