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【湖南市選挙解説⑫】初めての日曜日

さあ、選挙戦で初めての日曜日を迎えました。昨日の土曜日は素晴らしい快晴に桜の花も映えていましたが、今日も引き続きよいお天気です。

今朝も自宅岩根東の近くにある塚本茂樹候補の事務所から選挙カーが出発していきました。ウグイス(男性の場合はカラス)が声を出すトーンにもコツがあり、最初の頃は元気いっぱい、中盤ではゆっくりとていねいに、終盤で尻上がりに危機感を高めて追い込むようにできれば一人前です。序盤から声が引きつっているようでは敗け選挙を宣伝して回ることになります。聴き分けてみるのも面白いでしょう。

普段は政治のことなど考えないどころか親の敵でもあるかのように忌み嫌っているようなみなさんが、今日のような天気のよいお休みの日には陽気に誘われてワラワラとお家の外に出てきますので、どの陣営も政策を訴えるチャンスです。頑張ってまいりましょう。

さて、昨晩から今朝にかけて、それぞれの候補者がSNSで活動状況を報告してくれています。

まずは届け出順に、すがぬま利紀(菅沼 利紀)候補は、断続的にFacebook、Twitter、Instagramを連動させて運用しています。昨晩は自由民主党の小寺 ひろお代議士を招いて個人演説会が開かれたようです。コロナ前の自民党選挙のセオリーであるハコに人を集めて閉じ込めて演説を聴いてもらうという手法が復活したようです。

また、昨日から期日前投票が始まったというPRもしています。投票日に都合があって投票してもらえなければ一票が無駄になってしまいますから、こうやって支持者やそれ以外の有権者にリーチして思い出してもらい、投票してもらうことも大切な選挙運動になります。

選挙告示前には小寺裕雄代議士、生田邦夫市長とのいわゆる3連ポスターを剥がし、自民党のポスターに貼り変えていましたが生田市長の姿はまだSNS上では菅沼陣営で確認できません。

投票日前々日の7日金曜日に甲西文化ホールで総決起大会となる個人演説会を予定していると告知がありました。昔は投票日前日に総決起大会をする傾向にありましたが、それではせっかく熱しても票を増やす活動に移る時間的余裕がないため、金曜日に盛り上げて土曜日にバンバンと投票勧誘電話をかけてもらおうという戦術に切り替わりつつあります。

次に、柴田 栄一候補は、日本維新の会の宣伝カーが重点的に湖南市に入り、柴田栄一号と称する選挙カーと2台で知名度向上に努めているようです。

そして、緑色=日本維新の会=柴田栄一というイメージの浸透を図る戦略のように見えます。緑色のイメージを徹底するために今朝はFacebookのバナーも緑色一色に変更していました。

 昨晩は《2日目を終えて、今の状況を整理する。まずは、えっと、、誰と戦っているんだ。。色んな情報から読み解くと。。ふむふむ。。。ん?あっちがこっちで、こっちはあっちにいなくて、さらにあっちにそっちから?。。。ではこっちは?ん?そことそこなのか?なぜ?わからん。。何やら、複雑に絡み合った糸のようで複雑怪奇なり。戦略なのかもしれない。。一方こちらは、、僕だけか。。しがらみゼロ!誰に忖度の必要もないし身軽だ》

というように選挙の思考経過からオープンにしています。選挙活動の時だけ口から出まかせを言う人もいますが、頭の中まで公開してしまえば、有権者が選択する際にも安心感が得られそうです。

そして、今朝も同じようにスタートしています。

《絶好の選挙日和 まずは辻立ちからスタート 本日も湖南市中に現れます。隅々まで行きます。維新グリーンを見かけましたら、気軽に声をかけて下さい。》

藤川としき候補は、この選挙で私はまだ姿を見かけていません。藤川候補は妻の藤川みゆき市議と二人三脚での選挙です。藤川候補のInstagramには昨日の活動の成果が載せられています。

《選挙カーで回っていると色々な出会いがあります。口コミかSNSなのか、初対面の人が物凄く応援してくださったり、思わぬ場所で再会したり、意外な人が繋がっていたり… 全てのご縁を大切にして選挙戦を進めていきます。》

そして、後ろ姿の子連れのママさんやサスケプロジェクトで一緒に活動していた西尾学さんなどとの写真をアップしています。選挙では、確かに「意外な人が繋がっていたり」ということに気づくことがあります。こんな人が応援してくれていたのかと驚くこともあれば、あんなに応援してくれていると思っていたのに敵方と繋がっていたのかと、泥臭く描かれた人間模様を観察できるのも選挙なのです。

藤川みゆき市議のInstagramには藤川候補の出陣式の様子がアップされました。生田邦夫市長がマイクを持って激励し、藤川候補の必勝に向けて甲賀高分子㈱の石田晃朗代表取締役会長とともにガンバローコールをしているのです。石田会長が下田まちづくりセンター前まで足を運ぶということはあり得ないことであり、それだけ力を入れている証拠です。藤川陣営の選挙事務所が地元の下田ではなく湖南市内でも下田からもっとも遠い石田会長の地元である石部地先に設けられたことからも、石田会長の藤川候補に対する影響力の大きさがわかります。

そして、今朝の藤川候補のInstagramには、個人演説会のお知らせがアップされました。

《本日!!4月2日(日)夜7時~甲西文化ホール》

フォロワーが275人しかいないInstagramで今朝の今晩の告知では拡散がいまいちではないかと思われます。公的施設が2日目まで借りられないという制約があるので仕方ないとは思います。また、甲西文化ホールは生田市長の自宅すぐ目の前にあるのですが、市役所前でもあり、近くには菅沼陣営の選挙事務所もあるので、参加者にとってはいわゆる「顔が差す」ということで集まりにくいかもしれません。

地元の下田からの参加者を募るのであれば、より近い湖南工業団地内にある市民学習交流センターいわゆるサンヒルズ甲西の方が集まりやすかったかもしれません。

さて、問題は塚本候補です。一昨日の市役所前での出発式で、もったいないでお馴染みの嘉田由紀子参院議員や立憲民主党のとくなが 久志代議士とともに自民党支部長の生田邦夫市長が塚本候補の必勝に向けたガンバローコールをしている写真を載せてから、パタリと続報がないのです。

こうした場合によくSNS発信をしてきた赤祖父裕美市議は「友達限り」でしか発信していません。選挙は有権者のみなさんに政策や人柄、活動を訴えて選択してもらうものですが、「友達限り」ということはあまり票を拡大するつもりがないのかもしれません。

そこで、塚本陣営については、仕方なくこれまで集めた写真だけをアップしておきます。

ここまでで明らかになったことは、自民党支部長の生田市長は無所属の藤川候補と立憲民主党公認の塚本候補の出陣式でガンバローコールをしているということです。自民党公認候補が別にいるのに極めて異常であると言わざるを得ません。塚本候補については26日の決起大会でも激励の演説をしています。もはや政党人として支離滅裂になっていると言えるでしょう。

あと、気がつきましたが、藤川候補と塚本候補がYouTubeをアップしているのですが再生回数がどちらも「0」なので、どなたか視聴して差し上げてください。

だんだん疲れてきました。ひとりで取材するのも大変なので、滋賀県議会議員選挙湖南市選挙区の情報、特に面白い話題などがあればぜひご一報ください。どんなに小さな情報でも構いません。Messengerか黄門市長Twitter DMでお待ちしております。

      (2023年4月2日記)

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