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【湖南市選挙解説24】総決起集会!

滋賀県議会議員選挙もあと2日を残すのみとなりました。今日の湖南市選挙区でのメインイベントは塚本しげき候補陣営の「総決起集会」です。

甲西文化ホールで19時から開催された「総決起集会」は、会場周辺の駐車場としては、文化ホール前とホール西側の森北公園駐車場が埋まったくらいで、特に車両が市役所職員駐車場までは回らなかった様子でした。

塚本しげき陣営の総決起集会が開かれた甲西文化ホール

そうであればざっと100人くらいの参加かと当たりを付けていると、すぐに後続の情報が次々に届いてきました。

18時55分「ざっと見積もって120人くらい」

まあ、それくらいだろう。

19時11分「別の報告によれば130から140」

19時15分「ステージで市長が寝ている」

えっ?

19時32分「市長が寝ているかどうかまでは確認できないが、ハンカチでしきりに目や鼻を拭いており、具合はあまり良くない様子」

20時17分「140人ぐらいの参加者」

ということで、情報を総合すると430人のハコに「動員」をかけて、結果的に140人という動員力となりました。私の選挙のときには市民のみなさんのご協力で毎回立ち見が出るような状況でしたが、政党が前面に立ち、現職市長がゲストとして登壇して3分の1を埋められなかったということは、市民からの期待もそこまで盛り上がっていないということです。

連合議員団の赤祖父裕美市議が司会を務め、連合議員団の奥村幹郎市議の開会あいさつで始まった総決起集会は、自民党支部長生田邦夫湖南市長、白木宏司連合滋賀会長、立憲民主党徳永久志衆議院議員、嘉田由紀子参議院議員の順で登壇し、本人決意を聴き、連合滋賀4区地協によるガンバローコールを経て、連合議員団の堀田繁樹市議による閉会あいさつで終わりました。

生田市長は、2年半前に塚本県議に市長にしていただいた恩義をお返ししなければならないということと、塚本県議に県と市をつないでいただいていると語りました。自民党支部長である市長が自民党公認候補であるすがぬま利紀県議ではなく、立憲民主党公認の塚本県議に県とつないでもらわないといけないということは、やはり生田市長の自民党を通じたパイプは詰まっていたということなのでしょう。

明日の自民党公認のすがぬま候補の個人演説会に自民党支部長が国や県からどんな大物弁士を呼んで来られるのか来られないのかで、生田市長の鼎の軽重ならぬパイプの詰まり度合がわかることになります。やはり本日も、生田市長の弁舌は最後まで市民不在で自分の義理人情の世界でしかなかったようです。

すがぬま利紀陣営の個人演説会広報(4月7日19日予定)

国会開会中なので東京から新幹線で飛んできたという嘉田参院議員は、東海道新幹線(仮称)南びわこ駅の建設を中止した件ではご迷惑をお掛けしましたと謝罪しました。これはどういうことでしょう。謝罪するのであれば当然責任を取らなければなりません。連合組合員を主体に「動員」で集まってもらった人たちに謝罪するということは、当時の新幹線新駅中止が県民市民に迷惑をかけることを承知で自分の立場を守るためだけにやったということなのでしょうか。

そして、当時自民党の県議として嘉田知事を攻撃していた生田市長と同じ壇上に並んだ嘉田参院議員は、実は当時から水面下で示し合わせていたとでもいうことなのでしょうか。そして、ご迷惑をお掛けした度合いからいえば、お隣の栗東市の方が大きいのですから、早く栗東市へ行ってお詫びを申し上げればよいと思います。いい加減な政治もどきには腹が立ちます。

こんな感じで辻褄の合わない異次元の総決起集会ですが、塚本候補本人は決意表明のなかで、終始生田市政とのつながりを強調し続け、県政と生田市政をつなげるのは自分しかいません!とまで叫んでいました。自民党県議がいるのに立憲民主党県議が自民党支部長である市長と県とをつなげると叫ぶものすごい気持ち悪さ。なんでつながらないといけないのか。つながらなければならないのはそこに何らかの利権があるからではないのか。地方自治はシステムですので、わざわざつながると宣言しなくても最初からつながっています。まさに、これでは応援のために立憲民主党代表が湖南市入りしようにもできないはずです。

これまで生田市長の自民党に対する反党行為を指摘してきましたが、自民党支部長の市長とつながるという立憲民主党県議も反党行為なのではないかと思います。政党政治地に墜ちたり!もはや政党と名乗るだけで恥ずかしくなります。ここにも党員や有権者を第一と見ずに自分の地位に恋々とする政治屋がいました。連合滋賀4区地協はそれでよいのでしょうか。

しかも、総決起集会ということで立憲民主党組織の総力を挙げて140人しか集まらず3分の1しか埋まらなかったスカスカなホール。組織の支えもなく序盤でいきなり60人を集めた藤川としき陣営の方が勢いが上回っている感じがします。藤川陣営は「動員」ではなく本当に支えようとしているみなさんの数です。

一方、立憲民主党とつながった自民党支部長の生田市長と虚偽の公約で新幹線新駅を潰した嘉田参院議員が同じ寝床で違う夢を見てうっとりしている茶番を見せられている連合組合員にとっては、「動員」の努力そのものを易々と踏みにじられたのではないでしょうか。立憲の票も自民の票もどちらも欲しいという強欲さは、奥村展三元民主党代議士をすら布団を被って総決起集会に寄り付かせない強力なパワーを放ったようです。

陣営では、過去3回にわたり非通知で電話調査をしてきていましたが、それはこの最大の山場である総決起集会に向けて作戦を練り、対策を立てるためではなかったのでしょうか。それが会場の3分の1しか埋められないスカスカぶりだったとしたら、私の選挙を知っている連合のみなさんから見れば、ものすごく不安が募ったのではないかと思います。

連合の若手がステージに上がり、塚本候補、生田市長、嘉田参院議員、白木連合滋賀会長、徳永代議士などとともにガンバローコールをしましたが、現場からの報告では「全体的に高揚感のあるムードではなく、最後の連合4区から動員された方の団結ガンバローだけがむなしく響いていました」という状況だったようです。

塚本しげき総決起集会団結ガンバロー

私の選挙を当時支えていただいていた谷口源一郎、矢野進次、立入勲、青木善政、廣田文一、谷康彦、石原善春、谷靖啓、山中康宏、園田光昭、勝村厚美、伊地智良雄、上西保というような議員のみなさんが地域と密接につながりながら強力な動員力を発揮していただいていた頃とは大きく様変わりしました。柴田栄一陣営にはゼロで、藤川としき陣営には1人しかいませんが、塚本陣営には大勢の市議会議員もいるでしょうから、あと2日しかありませんが、しっかりとした動員体制を組み直すようにされればよいと思います。

明日はいよいよ終盤戦の中日となります。泣いても笑ってもあと2日。明日のメインイベントはすがぬま候補の甲西文化ホールでの個人演説会です。明日の予報は雨ですが、夕方にはあがる模様です。各陣営とも死力を尽くして有権者市民のために戦ってください。

      (2023年4月6日記)

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