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【究極の英語習得ノウハウ】34歳から英語を勉強し始めて、世界最大級の国際ITカンファレンスで英語登壇するまでに上達した英語習得法

34歳まで意地でも英語を勉強しなかった

世の中にあふれかえる英語学習へのプレッシャー。

年配者も、口をそろえて言う訳ですよ。「英語だけは若いうちに勉強しておけ」「自分も英語ができていれば…」「どれだけ機械翻訳の性能があがろうと、英語力が必要なくなることはない」などなど。

だから私も、薄ぼんやりと、『英語も勉強しないといけないのかなぁ…』と思っていました。

しかし、しかしですよ。誰にとっても1日は24時間。できることは限られている訳です。冷静に優先順位を考えてみたときに、果たして英語は上位にくるでしょうか?

キャリアのスタートがプログラマーだった私は、散々思い悩んだ末に、心を決めた訳です。『英語よりもC言語』だと…! それ以後、意地でも英語は勉強しませんでした。その辺りの経緯は以前のインタビューでも触れています。

今振り返ってみても、その決断は正しかったと思います。なぜなら当時の私は、正しい英語習得法を知らなかったので。効率の悪い英語学習に悪戦苦闘し、時間を浪費してしまっていたでしょう。

事実、英語は何歳からでも習得できます。移民の国・カナダでは、70歳くらいのアジア人のおじいちゃんが移民してきて英語を勉強し始めて、ペラペラと喋ることができるようになっています。英語を勉強し始めるのに、遅すぎるという事はありません。

でももし、正しい英語勉強法を知ることができていたならば。英語学習のスタートは、早ければ早いほどいい。英語を身につけた後、それを活用できる時間も長くなる訳ですから。

今の私は、当時の私のような英語習得法に迷っている方に向けてノウハウをまとめたいと思います。

世界最大級の国際ITカンファレンスに英語登壇

34歳まで全く英語を勉強しなかった私でしたが、カナダに赴任することになり、慌てて英語を勉強し始めたのですが。そんな私も、5年間の赴任中に十分な英語力を身につけ、2020年には世界最大級の国際ITカンファレンスである世界情報社会サミット(WSIS)の開会式典セレモニーに、国際電気通信連合の事務局長などの世界のIT業界の重鎮と共に英語登壇する機会をいただくまでになりました。

世界に向けて、日本のIT業界を代表してお話する訳ですから、そのプレッシャーたるや凄まじいものがありました。これは、自分の専門分野に加えて、英語力でも揺るぎない自信がなければとても無理な事です。

どうやってそれだけの英語力を身につけたのか。それには数多くのノウハウがあります。これからの連載で、それらを惜しみなくご紹介していきたいと思います。

習得法は元からできる人には教えられない

さぁ、ではさっそくノウハウをまとめていきましょう。まず第一に、最も大事な前提のノウハウからです。

日本の英会話スクールでは、英語ネイティブの講師を売りにしているところが多いです。発音の矯正のためには、ネイティブ講師の綺麗な発音を参考にすることは大切です。

でも、英語の習得法についてはネイティブの方から学ぶことはできません。なぜならネイティブの方たちは、物心つく前から英語を身につけてしまっていたのだから。外国語として英語を学ぶ人に、ノウハウを伝えることはできないのです。

我々日本人は日本語を話せますが、全員が国語教員になれるでしょうか? もちろん、それは無理な話です。日本語を話せることと、日本語を教えられることとは全く別のスキルなのですから。英語においても同じこと。英語の習得法は、英語ネイティブから学ぶのではなく、英語ができなかったのにできるようになった人から学ばなければいけないのです。

スキルレベルに合った教材の重要性

日本には星の数ほど英語教材がある訳で。そうすると、こんな風に考えたりしないでしょうか。『教材には良し悪しがあって、良い教材を見つけ出すことが英語学習の早道である』と。そうして教材同士を比較して、少しでも良い教材をみつけなければ、とネットで口コミを探し回ったり。時間、かかるんですよね、そういう調査は。

そういった考えも、間違っているわけではありません。確かに、教材に優劣はあります。ただ、教材同士を比較した優劣よりも、よほど大事なことがあるのです。

実は、世の中の教材で害悪になるようなものはそんなにありません。何らかの形で役には立ちます。でもそれと同時に、ほとんどの教材は今のあなたの役には立ちません。害悪にはならないものの、習得効率が低い物だらけなのです。いったい何故なのでしょうか。

これは、教材が自分のスキルレベルに合っていないからなのです。このことの理解のために、スキルレベルについて簡単にご説明いたしましょう。

英語力

英語のスキルは非常に種類が多いのですが、ここでは代表的な単語力と文法力について図にしてみました。単語力と文法力の掛け算である、四角形の面積が総合的な英語力とお考え下さい。単語力だけでも、文法力だけでもダメで、両方をバランスよく伸ばしていくことが大切なのですが。

この単語力、文法力は、ひとそれぞれ。単語力だけ高いAのような人もいれば、文法力だけ高いDのような人もいる。どちらもダメなCのような人もいる訳です。どちらもできるBのような人になるためには、実は、A、C、Dそれぞれの人にとって、適切な教材は異なるのです。

スキルレベルに合わない教材を使って一生懸命勉強しても、労多くして功少なし。効率は非常に悪くなります。つまり、万人に合った優良な教材ではなく、自分に合った教材を見つけることが最も大切なのです。

この、自分のスキルレベルの見極め方についても、今後の連載で詳しく説明していきましょう。


※この連載はどこかのタイミングで電子書籍化して非公開にするかもしれませんので、ご興味がおありの方はフォローして無料で読めるうちに読んでいただければ。

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