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仕事始めの前に2022年について考えておく

写真は年末に浅草でエンカウントした光り輝く謎の物体をトイカメラで激写する娘を撮ったものです。ナニとは言わないけど、子供ってなんでこんなにこれ好きなんだろ。本編とは一切関係ありません。

さて、これまた例年通りに、仕事始めの前日である今日に2022年の抱負というか、どういうスタンスで生きるかを考えておきたいと思います。

この年末年始は休みが短かったことに加え、年頃のせいか娘のかまえかまえ攻撃が凄まじかったので新たなインプットは全くできませんでした。deno触ってみたかったんだけどなあ、仕方ない。

それでも紅白を見てNiziUのダンスがうんたらと言ってみたり実家に顔を出したり神社にお参りに行ったりとオーセンティックな年末年始を過ごせたのはとてもいいことなんだろうなと思います。心身のどこかに危機があったらそんなことはできませんので。紅白を見ている中で妻が藤井風を遅ればせながら「発見」していたのも面白かったです。いいよね、いつも楽しそうに歌ってて。

2022年の抱負

これはもう2021年の終盤からかなりはっきりしたテーマがあります。それは「軽率さ」です。

僕は何かと物事に「道」を見出しがちなタイプで、何かを始める前には必ずその体系の基礎を学んで次へ…みたいなことをやりがちなのですが、もう少し軽やかにいろんな物事の楽しいところをつまみ食いしていきたいなと思います。

「道」を長年親しんだギターで例えると、あらゆるスケールを正しい音価とリズムとBPMで弾けるように毎日弛まぬように練習したのちに、はじめて曲のコピーに進む、みたいなイメージです。一見ストイックに見えますが、その努力の途中は努力の対象が自分に向いているか(もしくはきっと向いているはずと思い込む)、その練習に意味があるのか(意味があると思い込む)、そもそも何のためにやっているのか(それをやること自体が目的化する)をあえて考えないようになるため、むしろ怠惰なムーブなのではなかろうかと思います。少なくとも、メロディックマイナースケールを弾くためにギターを弾いている人はいないでしょう?

高校生の部活だったらそれも無意味ではないのかもしれませんが、こちとらもう社会に出て15年経つ上に育児も住宅ローンも抱えているような者です。ちょっとは頭使っていかないと可処分時間が努力のための努力に塗りつぶされていきます。やっぱり使える時間は少しでも楽しくしていかないと。

楽しそうに生きている人は、いつも何かを楽しそうにやっています。そういう人は元々の能力に関係ないようなことをゼロから始める場合にも、なんだかとても楽しそうにやっていることをここ数年の観察で発見しました。

守破離は重要ですが、何事もそればっかりになってしまうと大部分の時間が基礎練に費やされてしまいます。基礎練はもちろん大事なんですが、そもそものところで、楽しいことをやったときになぜそれを楽しいと思うのかを自覚的に意識するようにして、軽率にいろんなことにトライしてみたいと思うのです。

ニワカばんざい。3日坊主上等。10日続いたら褒めてあげよう。どうせ誰も見てないからどんどん次に行こう。他人の節操で飯は食えないだろ。でもその時思ったことはきちんと自分の中で消化・昇華しよう。

そんな感じで行きたいと思います。

ちなみに我ながら恐ろしいことに、これを仕事でもやろうと思っています。もちろん一定の成果を出しつつ、という前提はありますがそのくらいの小さな冒険が自分にとっても職場においても必要な時期に来てるなと。多少危なっかしくても、即死でなさそうな限りは楽しそうな方を選んでやっていきたいと思います。まあそれに、万が一、仮に、破滅的な結果を迎えたとしてもあらゆる物事にはね、レジリエンスちゅうもんがね、ありますからね。大丈夫。大体のことはなんとかなる。社会に出て15年の学びです。

2022年に手を出そうと思っているもの

軽率に手を出すにも世の中には楽しそうなものが多すぎます。そのため、まずはこのへんにアタリをつけるかなあというところをリスト化していきたいと思います。(もちろん真似してもいいですよ。)

①:デカフェコーヒー

突然なんですが、僕コーヒー飲めないんです。味とか香りは好きなんですが、スタバのショートドリップを飲むと夜までずっと気持ち悪くなってしまうし、乳糖への耐性も低めなのでラテで薄めることもできません。スタバに行ったらほうじ茶ラテをソイで飲むのが定番でした。

しかし去年ふとコメダ珈琲でデカフェを頼んでみたところ、その気持ち悪さが一切現れなくて感動したのです。繰り返しますがコーヒーの味や香りは好きで、幸いなことに本物(と便宜的にいう)との味の違いも僕にはわからないので、ちょっとこれは本腰を入れて試してみようかなと思いました。(いろいろ探しているうちに、スタバの全てのメニューはデカフェ化できるのを知りました)

LOHACOでカルディのドリップパックを買えるのを知ったので、まずはここからトライします。

②:英語耳

若き日の弊社社長が編集を手掛けたnote株式会社の標準英語教材です。というのは冗談ですが、実際にそれを使って(もちろん加藤貞顕が編集した本とは知らずに)勉強した社内の英語ペラペラな人がマジで効果あったと言っていたので、そんなに言うならと実際買ってみて、その理屈と方法をざっと眺めてなるほどこれは効果がありそうだフフフとニヒルに笑みを浮かべたまま幾星霜。いつの間にかやらなくなったDuo2.1と「瞬間英作文」に挟まれて本棚にお眠りになられています。

唐突で恐縮なんですが、僕は来年フランスで自転車に乗る用事があるので、走力と共に語学力のビルドアップが急務なのです。フランス人はフランス語で話しかけないと平然と無視するような人たちであるという情報が耳に入ってきていますが、その実最初にボンジュールと言っておけばあとは英語でも話を聞いてもらえると経験者から聞いたので、他のサイクリストとの意思疎通のしやすさも加味して英語をしっかりやっておこうと思っています。

今日から軽率に初めていこうと思います。¥2,000しない本で、しかも出版社のサイトから音声のダウンロードもできるので、誰か一緒にやりませんか?(とこれまた軽率に誘ってみる)

③:財務分析

世の中が動くルールを知りたいな、というのが僕の学習欲の根源にあるようです。そのため大学の学部は経済を選んだし、法律の資格も取ったし、ITの仕事に就いているような気もします。

それで15年働いてきてなんとなくの社会や社内の動きは見えてきた一方、世の中を知れば知るほど「あれれ、なんでそこそうなっちゃうんだろ?」と思うことも増えてきました。所詮は学部レベルの(しかも偏った)経済リテラシーと、表面的な法律の知識と15年選手のITの知識では説明ができない世の中があるのです。当たり前のことなんですが「無知の知」は概して得られにくいものです。

その理由の一端が2021年に読んだ面白かった本の一つ、「「お金の流れ」がたった1つの図法でぜんぶわかる 会計の地図(近藤哲朗著 )」にシンプルに表現されていました。

この本は端的にいうと簿記の本で、僕自身は実は日商簿記3級を持っていたりもするも、ほぼ使わずにここまできたので綺麗さっぱり忘れていた知識がまとまっており、予てからの「あれれ?」の大部分が簿記3級レベルの理論で説明されていました。そこで「そうか、会計とファイナンスかー!」と気付いたのです。そのため、ここも軽率に復習しつつ世の中を見れるようにしていきたいなと思っています。

いきたいなと言いつつ、財務諸表なんてそのへんにゴロゴロ落ちているので、これは実は去年からもう軽率に見てあれこれ言ってたりします。

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ということで、2022年はとにかく軽率にあれこれ楽しみながら生きていきたいと思います!

より長く走るための原資か、娘のおやつ代として使わせていただきます。