見出し画像

アケコン改造に限界を感じてレバーレスを自作した話① 必要なもの編

いろいろあってレバーレス

前回までのあらすじ

つい最近、アケコンのオブシディアンにボタンを追加する改造を行ったばかりだが、いろいろあって、レバーレスコントローラー(いわゆるヒットボックス)を自作した。

なにがどういろいろあったかというと、まず、以前の記事でも書いたとおり、自分のオブシディアンの改造は結構中途半端で、L3やR3を天板のボタンに追加する、ということはできていなかった。

オブシディアン改造の自分的限界

で、これをどうにかするにはハンダ付けとかをするしかなさそうなのだが、残念ながら自分にはその知識も技術もない。(追記:とかなんとか言いつつ結局やった。https://note.com/khide/n/n4f3a6324ffe5

だったらと、オブシディアンの中の基板をそっくり入れ替えた方が早いのでは、と思ってpico fighting boardという、Raspberry Pi製の基板をメルカリで買ったのだが、よくよく考えてみるとこれも問題が。

というのも、オブシディアンはオプションボタンやシェアボタンは基板に直付けなので、基板を入れ替えるとこれらのボタンをどうするのか、という問題が発生するのだ。

同じく基板直付けのL3やR3は天板にボタンを増やすにしても、それ以外のオプションボタンやシェアボタンを増設できるほどのスペースの余裕がオブシディアン本体にはない(本体横とかに増設できれば良かったのだが、構造的にそれは無理)。

翔んで千石電商

それでも基板はもう購入済み。かといって、基板の入れ替えはちょっと無理。でも、基板、もったいない

そんな中、いろいろあって先日、わたしは大阪にいた。大阪といえばみっくちゅじゅーちゅと千石電商(支店だけど)。千石電商にはアケコンパーツがいっぱい。

そして、様々なパーツを物色しながら、ひらめいた。

ボタンとケーブルを買って、レバーレスコントローラーを一から作ろう、と。

レバーレスコントローラー作成に必要なもの

レバーレスコントローラーを自作する上で必要なものは以下のとおり。

  • 基盤

  • ボタン

  • ハーネス

  • USBケーブル

  • レバーレスコントローラーの本体となるケース

これに電動工具ホールソーがあればいい。

基盤

pico fighting boardはRaspberry Pi Picoを拡張したもの。ただ、拡張にはハンダ付けが必須。

自分はすでにpico fighting boardになってるものをメルカリで3000円ちょっとで買えたが、そうしたサイトで出品がない場合、自分でRaspberry Pi Picoを拡張するしかない。

一方、格ゲーの基板にはBrook Universal Fighting Boardというのもあって、こちらは結構値が張るが、ハンダ付けは不要で、ハーネスも同じのが使える。

加えて、pico fighting boardはPS5で使えないなど対応機種が少ないけど、Brook Universal Fighting Boardの方は拡張パーツで対応可能。

ちなみにインプットはpico fighting boardの方が早いらしいので、自分のプレイ環境で選ぶのが一番いいかも(自分はPSで格ゲーをしなくなって久しいのでpicoで何ら問題ない)。

ボタン

ボタンはGamerFinger一つ950円もするこのボタンを一気に13個も買ったので、これだけで、1万以上の出費。ちなみに、この個数でも足りないことが後でわかって、オブシディアンに付けてたボタンを何個か引っこ抜いた。

GamerFingerはAmazonにはなく、千石電商の通販から買えるが、スト6効果か、かなり欠品している(実店舗の方には、色さえ気にしなければ割と在庫はあった)。https://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?maker=GamerFinger

自作の場合、ボタンははめ込み式よりねじ式の方がいい。

ハーネス

基盤とボタンを繋ぐケーブル。

このハーネスはBrook Universal Fighting Boardと同じのが使える。レバーレス用のハーネスも忘れずに。

USBケーブル

PCやゲーム機とコントローラーを繋ぐケーブル。

USBケーブルについては、USBのタイプがちゃんと合ってて、ある程度の長さと耐久性があれば割となんでもよし。

電動工具とホールソー

これは以前の記事でも紹介したが、電動工具はこちらのを使っている。

ホールソーは24mmのものを新たに買い足し。心なしか、Amazonで30mmと24mmのホールソーが欠品気味な気がする。

レバーレスコントローラーの本体となるケース

いちばんネックとなったのは実はケースだった。

無難に行くなら通称ガフロコンでも使われてる、こちらのアタッシュケースを使えばいいのだが、それだとちょっと物足りない。

強度や見た目のかっこよさを考えると、アルミのアタッシュケースを使うという手もあるが、金属に穴を開けるのは結構大変ということが、前回の経験でわかっているのでちょっと二の足。

加工しやすくて、それなりに強度もあって、アケコンの箱の形をしたものはどこかにないか・・・。

あった。

ダイソーで売ってた小物入れだが、サイズはA4より一回り小さく、高さは5センチほど。格子がかなり邪魔だが、横の格子は取り外し可能。触った感じ強度もそこそこある。

何より安い。ダイソーなのに165円もするが、冷静に考えて十分安いというか安すぎる。なにより、これなら失敗しても気が楽。

というわけで、材料がそろったのでここからは作成に入っていくのだが、それは次の記事で。

追記:箱型レバーレスコントローラの作成方法をマニュアル的に読みたい人はこちらを。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?