見出し画像

「関西編集保安協会」設立のお知らせ

2023年6月9日、編集業務に従事する団体や個人が交流・連帯するための任意団体「関西編集保安協会」を設立しました。
本団体を通して、関西エリアで「編集」に携わる人材を育成し、編集業に従事する人・団体が安心して仕事ができるネットワークを構築します。


関西編集保安協会とは

関西編集保安協会は、関西という地域において、さまざまなメディア領域を横断し、編集業務に従事する団体や個人が交流・連帯することを目的とした運動体です。

メディアの産業構造が変化し、情報コミュニケーションにおけるデザインやテクノロジーの力が見直される一方で、その歯車となる編集については、その思考やノウハウを共有し、研鑽する場が少ないことを課題と感じています。

首都圏に集中するメディアの産業構造を疑い、関西というエリアにおいて編集人財の育成を図るとともに、編集業に従事する人・団体が安心して仕事ができるネットワークをつくることを目的としています。



発足の背景について

関西において編集者が活躍・育成できる場は不足しており、編集者を志す人がそもそも少なく、また志す人材も首都圏に流出しているのが現状です。編集人材の東京一極集中という課題に対して、関西はその解消の受け皿になりうるポテンシャルが有ると考えています。

また、加速度的に進歩する情報社会において、デザインやテクノロジーへの期待が高まる一方、情報そのものの意味づけや新しい価値を発見する「編集」という職能が見過ごされている側面も否めません。

業界や企業などを越境した連携によって、編集の価値を再定義し社会実装していく必要性があると考えています。

関西は、府県を跨いでアクセス・交流しやすいエリア規模でありながら、一国の経済規模を有し、かつ固有の地域資源(歴史・文化・自然・食・暮らしなど)を持ち合わせ稀有な地域です。

2023年の文化庁の京都移転や2025年に控える大阪・関西万博など、都市としてのさらなる発展が期待されています。

多様なヒト・モノ・情報が多く行き交うこのエリアの潜在的な可能性に対して、適切に「編集」する人の力が問われています。このような状況から、今こそ関西で「編集」を育て守る必要があると感じ、関西編集保安協会を設立しました。

そもそも編集とは?

「編集」というと、文章の編集のイメージが強いですが、動画編集、商品企画、広告制作、イベント運営、まちづくり、アート……さまざまなアウトプットに応用可能な職能が、編集であると考えています。

情報産業の進展により指数関数的に「情報の海」が広がり複雑化する中で、時代の機微を見極めて、まだ世の中が捉えられていないコンテンツの価値を発掘し、最適なメディアを通して広めることができる人材、それが編集者だと考えています。

掲げるミッションについて

関西に編集者を増やし、編集の役割を拡張・保全することがミッションです。具体的には、以下3つことを掲げています。

1. 編集業とは何かについて考察し、研究および実務支援を通じて、編集者を応援する。
2. 新しい才能を発見し、業界内外との交流機会を創出し、人材育成に貢献する。
3. 安心して仕事ができる環境を整備し、職能の権利を保全する。

活動概要について

関西編集保安協会の今後の活動についてはこちらからご覧ください。
企画書PDF

プレスリリースのご案内

プレスリリースをこちらからご覧ください。
PR Times

入会のご案内

より大きな連帯にしていくため、関西編集保安協会の理念に賛同いただける法人および団体参画を募集しています。関西で活動する・関西にゆかりがある・関西に興味がある編集者の登録も受け付けています。

詳しくは、以下より入会のご案内ページをご覧ください。

▶︎ 公式Webサイト:https://khhk.info/


いいなと思ったら応援しよう!